ちょっと昭和な研究者の皆様へ
2017.01.19
大学設置審議会に提出する教員の資格審査のための教員履歴書や教育研究業績書などの書類で、なぜ、論文の発表年などの西暦をわざわざ元号に直さなければならないのか、と文科省に問い合わせたところ、規則でそう定めているが、西暦でも受け付けていると返事が来た。
元号で出せと言われて、西暦で出す人がいるだろうか。 西暦でも受け付けるならば、西暦でもよいと規則で定めておけばよいだけの話。
このルールのために、わざわざ論文の発表年を西暦に直させられた研究者が現実に多くいる。
文科省の中で高等教育局がローカルルールをつくっているじゃないか!?
不思議な国のアリスの本の中でチェシャ猫と話をしているようだ。
文科省に対して、元号で出せとなっている規則全てに西暦でもよいというルールが適用されているのかどうか、適用するのかどうか、確認中。
しかし、国公私立大学のさまざまな書式と記入ルールをチェックすると、年月日はすべて和暦でと、判で押したようになっているものが多い。
文科省から大本になっている案が出されているのだろう。 それについても変更を求める。
このこと一つとっても、どうでもよいルールが作られ、書式が制定され、書類をそれに合わせて作るという作業が発生しているのがよくわかる。
通則法のようなルールで上書きしていく必要があるな。