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平塚ビットシティプロジェクト
2014.10.30
平塚の南口、浜岳・港地区では年に二回「南口ぶらりはしご酒」というイベントが行われます。
この地域のレストランや居酒屋など数十軒のなかから七軒を3500円ではしごして回ります。
この枠組みを利用させていただいて、「平塚ビットシティプロジェクト」が行われ、仮想通貨ビットコインを利用してはしご酒をする実証実験が9月、10月と2回行われました。
一回目は五店舗、二回目は九店舗に参加していただきました。
円建てでビットコインの支払いができるスマホのアプリを開発して、ビットコインの取引所であるクラーケンの協力をいただいて参加者にビットコインを販売し、それで支払いをしながらはしご酒をしていただきました。
参加店ごとにQRコードを設置して、スマホにダウンロードしたアプリを使いながら支払いをしてもらいます。
地下の店舗では電波が飛んでいなくて支払いを地上でやらなければならなかったり、アプリでの支払いに必要なパスワードを忘れてしまったり、そもそもスマホを当日忘れてきたりといったこともありましたが、順調にビットコインでのはしご酒の実証実験が終了しました。
はしご酒ですから当然、夜の実験になります。スマホの電池が切れかかってしまう人が続出したり、ビットコインがいきなり当日乱高下して、支払いに必要な分のビットコインを入れたはずが、最後の店で何十円分か足りなくなってしまうなどの事態も起きました。
一度に大人数で来店すると、支払いの時にお客様のスマホからの入金の確認が難しいなど、やってみてなるほどそうかと思うこともたくさんありました。
今後は、イベントだけでなく日常的にビットコインを利用することができる店舗を増やし、飲食だけでなく物販にも対象を広げていく予定です。
そのためには簡単に円からビットコインに、そしてビットコインから円に両替をできる仕組みやビットコインを簡単に扱うことができるレジの開発などが必要になります。
ビットコインを利用できる店舗を増やし、ビットコイン関連のハードウェアやソフトウェアの最先端のテストマーケットの場所を目指すというのも平塚ビットシティプロジェクトの目的の一つです。