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決算行政監視委員会
2014.06.17
6月16日、衆議院の決算行政監視委員会が締めくくり総括質疑をやって、ようやく平成21年度から23年度までの3年分の決算が終わった。
まだ、平成24年度と25年度の決算が残っている。
決算の締めくくり総括質疑は、総理入り、テレビ入りだ。
テレビが入るので、野党の質問者の多くはテレビを意識する。
まともに決算を取り上げたのは民主党の玉木代議士ぐらいだったが、審議の対象となっていた平成21年度から23年度の決算ではなく、25年度の事業を取り上げていた。しかも、彼の持ち時間はわずかに12分。
民主党の山井代議士が30分の持ち時間で、今、議論されているホワイトカラーエグゼンプションについて、対象となる年収はどうなるのかと、総理に対して同じ質問を延々と繰り返していた。
社民党も10分間の持ち時間のほとんどで、今、議論されている集団的自衛権の質問を繰り返していた。
今日、NHKを見ていた人たちは、決算行政監視委員会とは何をやっているのかと驚いただろう。
決算がうまく議論できなれば、予算にそれをしっかりと反映させることができない。
かつて大村秀章代議士が決算行政監視委員会の委員長になった時に、(決算行政監視委員会の委員長は野党が務める。つまり、自民党の野党時代のこと)、決算行政監視委員会で事業仕分けをやりたいから筆頭理事をやってくれと頼まれて、引き受けた。
委員長は途中で、愛知県知事になってしまったが、後を引き継いだ新藤義孝委員長の下、無駄撲滅プロジェクトの同僚の平将明代議士などと小委員会をつくって国会での事業仕分けを始めた。
政権交代して、また、決算行政監視委員会が滞るようになってしまった。
衆議院の決算行政監視委員会を補完する意味でも、国会閉会後、自民党の行革推進本部の無駄撲滅プロジェクトチームが活動を再開する。