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湘南国際マラソンのエントリー
2013.06.29
湘南国際マラソンの二次募集が終わりました。
一次募集の時のようなシステム障害も起こらず、無事に終了しました。
湘南国際マラソンも、おかげさまで多くの皆様に申し込みをいただく大会に成長いたしましたが、定員が限られているために、湘南を走りたい全ての皆様にご参加をいただけるわけではありません。
現在進行中の134号線の4車線化が完了すれば、大会の定員を神奈川県警と相談しながら少しずつ増やしていこうと思っています。
それでも最大で三万人でしょうか。
抽選にしろというご意見も頂きますが、私は反対です。なぜなら、抽選にしてしまうと湘南国際マラソンに本当に出たいランナーの出場のチャンスが減ってしまうからです。
現在の湘南国際マラソンのエントリーは、簡単ではありません。土曜日の晩に、長時間(一次募集の際は実際にフルマラソンを走るよりも長く)、パソコンの前に座って、ひたすらエントリー作業をしていただくことになっています。
そこまでしてこの大会に出場したくないという方々は、そこでふるいにかけられています。
今現在、湘南国際マラソンのエントリーはかなりの倍率ですが、それはそこまでやってでも出たいと思ってくださっている方々の倍率に収まっています。
抽選方式にして、葉書を出してください、抽選結果を後からお知らせしますということにすると、はがき一枚を書いて出す手間ならかけてもよいという方がみなさん応募してくださることになり、倍率は非常に高くなります。
土曜日一晩つぶしてでも、一晩徹夜してでも出たいという方々の出場のチャンスは葉書による抽選にすると減ってしまいます。
ですからこれまで実行委員会では、出たいという思いの強い人に出ていただきたいということで、抽選にはしてきませんでした。
それならシステムを改善してくれという声をいただきます。
今回、実際には問題が生じてしまいましたが、システムの増強を図りました。
しかし、それが良いのかどうか、考えています。
というのはシステムを強化することは可能です。もっと大規模なシステムにすることもできます。しかし、たとえば一瞬で三万人を受け付けるシステムにしたら、八時の受け付け開始と同時に、一瞬の差で受付が終わります。
そうなると先着順というよりもコンピュータによる抽選かもしれません。
一瞬で、運で、エントリーが決まるなら、葉書を書いて出す手間とあまりかわりません。それなら運試しにやってみようかという方が増えれば、やっぱり倍率が高くなり、ものすごく出たい人が当たる確率が低くなります。
どういうエントリーが、出たいという思いの強い人に出ていただけて、それでも公平なのか、考えています。
ぜひ、皆様のご意見を聞かせてください。
ここからは、私の私見です。
どうしても出たいという人のうち、チャリティを出していただける方のために、チャリティ枠を設けました。今年は、チャリティ枠もいっぱいになりました。
チャリティ枠を増やすのも、一般出場者の枠を減らすことになるのでやりたくありませんし、チャリティ金額を高くするというのも限界があると思います。
いや、需要と供給なんだから枠をオークションしたらどうかというご意見もあります。チャリティ枠100人なら入札で高いチャリティ金額を記入してくださった方から100人がエントリーできるのが公平なんだと。
うーん。
それならばお金だけではなく、汗と時間を評価するというのはどうかなと思っています。
たとえば1000人のボランティア枠を設けて、大会のボランティアをやってくださった方を次の年は優先的にエントリーできるようにする。
それでは毎回参加できないというご不満もあるかと思います。しかし、これだけ倍率が高いとすべての方に毎回参加していただくのはだんだん難しくなっていきます。
ランナーとして走る年とボランティアとして運営に携わる年を交互に経験していただくと、ランナーの立場に立った大会の運営やボランティア、応援ということもできるでしょうし、ボランティアの立場も分かったフルマラソンを走ることにもなります。
ほかにもいろいろなアイデアがあると思います。
皆さんの声をお待ちしています。