総理訪米と日系人コミュニティ

2013.02.18

今年の元旦、宮中で岸田外務大臣と総理訪米について少し話をさせてもらった。
それに基づいて下記のようなメモを作成し、官房長官と外務大臣にお届けした。
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菅義偉官房長官殿
写し)岸田文雄外務大臣殿
                     衆議院議員河野太郎
安倍総理の訪米時の日系人コミュニティ訪問について
標記の件、2月にも予定されている安倍総理の訪米時に、米国内の日系人コミュニティを訪問する日程を組み込んでいただきたく、お願い申し上げます。
米国内の日系人(一世)は、太平洋戦争開戦にあたり、米国籍を持っているにもかかわらず強制収容所に連行された経験から、自分達の子どもである日系二世が、良き米国人になることを最優先に考え、子どもたちに日本語を教えることもなく、日本とのつながりを特に意識させることもありませんでした。
戦後に日本企業が米国進出を図った際に、カリフォルニアをはじめそれぞれの地域で日系人が多くの日系企業の進出を助けた事実もありますが、一般的に日系人社会と日本の関係は微弱のままであったといってよいと思います。
本来、米国内で最も親日的であるはずの日系人と日本の橋渡しをするべく、2000年から外務省が、米国内各地の日系人社会のリーダーを毎年招聘する事業を始めました。
これと呼応して、先日亡くなられた故ダニイル・イノウエ上院議員が米国内で、日系人社会をまとめあげ、震災復興も含め、日米関係の強化を図られました。
こうしたことが相まって、米国各地の日系人社会が、日本をこれまでになく強く意識するようになってきています。
しかしながら、日程上の都合から、これまで総理、外相が、訪米時に米国内の日系人コミュニティを訪問することはほとんどありませんでした。
今回の安倍首相の訪米に伴い、ぜひ、ワシントンに加えて、日系人コミュニティ訪問を日程に入れていただきたいと思います。総理の訪問があれば、日系人コミュニティの日本に対する親日感が増し、また、メディアも日系人と日本の関係を取り上げてくれるようになると期待します。
特に近年、米国内で中国系、韓国系のコミュニティが力をつけてきているなかで、日本と日系人社会の関係を再構築すべき時だと思います。
一、日米関係に尽くされた故ダニエル・イノウエ上院議員の墓参りと同時にハワイの日系人コミュニティを訪問することができます。ハワイで初当選したメイジー・ヒロノ上院議員は日系人です。
一、カリフォルニアにはロサンゼルスとサンフランシスコの二つの大きな日系人コミュニティがあります。カリフォルニアの経済の中では大きな影響力があります。ただし、お互いのライバル意識が強いため、どちらか一方だけに総理が訪問された場合、他方に外務大臣が訪問する等の配慮が必要です。
一、シアトル等にも古くからの日系人コミュニティが残っています。
一、日系人が連行された強制収容所跡を訪問することも選択肢かもしれませんが、米国との事前の調整が必要です。
一、ワシントンには日系人の記念碑があります。どうしても時間がなければ、ここを訪問し、米国メディアに取り上げてもらうだけでも違いがあるでしょう。
一、外務省がこれまで招聘してきた日系人リーダーに、安倍総理に会っていただくべきだと思います。プログラムの権威を高めると同時に、米国内のメディアで活躍している日系人が多く含まれています。
これまでもなかなか国会日程などの制約から実現してきませんでしたが、今回、ぜひ、実現に向けてのご努力をお願い申し上げます。
以上
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現実には輿石幹事長率いる参議院の民主党が補正予算を人質に国会運営をしようとしている。
このままでは総理のが窮屈になり、ワシントンをとんぼ返りということになりかねない。
与党の時は、外交を云々と言いながら、野党になったらそれを忘れるということでは困る。
与野党一緒にやるべきことはたくさんあるはずだ。



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