東京電力の再処理に関する費用にかかる質問主意書

2012.04.13

東京電力はこれまでイギリスおよびフランスに使用済み核燃料の再処理を委託してきた。東京電力が両国に委託した再処理の費用は、トンあたりそれぞれいくらか。どの法人・企業に、これまでいくら支払ってきたのか。

また、この費用の中には取り出されたプルトニウムおよび高レベル放射性廃棄物の保管料が含まれているのか。含まれているならば、それはどのように計算され、プルトニウム、高レベル放射性廃棄物それぞれ一トン・一年あたりいくらになるのか。

もし、保管料が再処理の費用に含まれていないならば、保管料はいくらになるのか。

東京電力が今後、支払わなければならない再処理の委託費用および保管料はそれぞれいくらになると計算されるか。

その費用は今後の総括原価に含まれるのか。また、この再処理の委託費用と保管料は、総括原価に含まれてきたのか。含まれてきたのならば、なぜ、政府は、その金額を国民に明示させてこなかったのか。総括原価に含まれてきたこの費用が正しいものであったか、誰がどのように検証してきたのか。

東京電力は、Pacific Nuclear Transit Limited(以下PNTL)の株または持ち分をどれだけ保有しているか、その資産価値は現在いくらか、また、それを売却して賠償に充てることは可能か。

PNTLの株主構成はどうなっているか、政府が認識するところを記せ。

政府は、PNTLが物理的にどこに所在しているか確認しているか。

これまで東京電力はPNTLに何をどれだけ輸送させてきたのか、また、そのコストはいくらか。その輸送コストは、他社と比べてどれだけ割高であったのか。

東京電力がPNTLに輸送させたものとその量、その支払金額を記せ。

東京電力がPNTLに支払ってきた金額を年度ごとに記せ。

政府は、この東京電力が支払ってきた金額のうち、賠償金の原資として、どの程度の金額をPNTLから東京電力に対して返還させようとしているのか。



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