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こうすれば官僚になめられる
2011.06.09
ぼくのブログの右下にカテゴリ別の目次がある。その「国土交通省スキャンダル」というところをクリックしてもらうと、国交省の道路局と河川局の犯罪について書いたブログがずらっと出てくる。
一番さかのぼった2009年4月29日が事の発端だ。
その中に出てくるのが道路の下にできた空洞を調査する技術もないことがわかっているのに、国交省と共謀して調査を受託し、まったく空洞を発見することができず、大問題となった財団法人 道路保全技術センターだ。
(時間があればこのカテゴリを順番に読んでいただくと、この犯罪の全貌がわかる)
その事件の張本人である佐藤信彦元理事長(元建設省技監)が、センターに対して、退職金776万円の支払いを求める訴えを起こした。
そして、センターの代表清算人は、口頭弁論でこの主張を認めたため、判決では支払いが認められる可能性が大きい。
前原元国土交通大臣が、この問題ではセンターの理事長を首にして処理をきちんとやっていると委員会でも答弁したが、結局、この元理事長は退職金までもらい、国土交通省の当時の道路局長は訴追されることもなく退任し、全てはうやむやにされてしまった。
センターは4月に解散したが、結局、国交省の犯罪の首謀者たちは罰せられることもなかった。
結局、自民党と民主党の歴代大臣が何もしなかった。だから官僚になめられる。