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総理が辞めるのは勝手ですが...
2011.02.19
国民年金の第三号被保険者の救済が問題になっている。
これこそ保険料方式が解決できない問題だ。
もともと保険料方式は、納付した保険料と年金の給付が一対一対応になる。故意に、あるいは忘れて、保険料が未納になれば年金給付が受けられない、あるいは減額されてしまう。基礎年金として、この方法がうまくいかないのは明らかだ。
しかも、第三号被保険者は、その保険料すら納付していない。同じ専業主婦でも、サラリーマンの妻ならば年金が給付され、自営業者の妻ならば年金給付がない。どちらも保険料は支払っていないのに、しかも、サラリーマンの保険料も妻の分を足して払ったりしていないのに、この差がつくのは合理的な説明ができない。
基礎年金は、やはり税にして、必要な人全てにきちんと支給されるようにすべきではないか。
この救済をどうするかではなく、制度そのものの抜本的な改革が必要だ。
菅さんが辞めるかどうかではなく、その議論をしようではないか。