ロサンゼルスの日系人コミュニティ

2011.02.07

サンディエゴからロサンゼルスまで、アムトラックのサーフライナーで二時間。

ロサンゼルス総領事公邸で、伊原純一総領事主催の日系人リーダーのレセプション。

野党の一国会議員が来ただけで、下記のようなメンバーが集まってくれるのだから、総理や外務大臣は、ワシントンに行く前後に必ずカリフォルニアやハワイ、あるいはシアトルなどの日系人コミュニティに足を運ぶべきだ。それぐらいの時間、国会審議は待っていられる。

ロサンゼルスのシンボルのリトルトウキョウも、様々な再開発で若い人が戻って来つつあるようだ。ただ、韓国系アメリカ人や中国系アメリカ人のほうが日系より増えているのが現状らしい。

リトルトウキョウに武道館を建てようという計画があるそうだが、これが完成すれば西海岸の武道の中心になるだろうし、様々な行事の場所になり得る。いろんな意味でのシンボルになるだろう。

その一方で、映画やアニメ、歌舞伎や能といった日本の様々な芸術を紹介する拠点になってきたジョージ&サカエ・アラタニシアターが老朽化がひどく、改修のため一年間閉鎖されることになった。「おくりびと」等もここで上映され、日本の文化の発信拠点となってきたのだが、赤字続きの運営で四苦八苦してきた。ここで本格的な改修になるのだが、なにか日本からできることがあるはずだし、やるべきだ。こういう意味のあることにODA予算を使ってもよいと思うが、アメリカはODAの対象にもちろんならない。

日米関係が問題を抱えている中で、日系アメリカ人コミュニティが果たせる役割は非常に大きいはずだ。そのためにも日本とのつながりを日本側からしっかりと構築していかなければならない。

週末の土曜日にもかかわらず、KTLA(ロサンゼルスの5チャンネル)の朝のニュースのアンカーを努めるフランク・バックリー、LAPD(ロサンゼルス市警)の副署長のテリー・ハラ、US-Japan councilの西海岸のプログラムディレクターのブライアン・タケダ、Japanese-American Cultural & Community Centerのエグゼクティブディレクターのクリス・アイハラ、カリフォルニア州知事になったジェリー・ブラウン前司法長官の部下のアルバート・ムラツチをはじめ、アンディ・ヤマモト、デビッド・イワタ、ビル・セキ、デボラ・ナカトミ等々、外務省の日系人リーダープログラムで来日したメンバーが大勢集まってくれた。

ロサンゼルス総領事館が音頭をとり、全米日系人博物館やダニエル・イノウエ上院議員などの協力で始まった、全米各地の日系人のリーダーを日本に招くこのプログラムは、確実にアメリカ国内の日系人に日本との絆を再認識させ、関係強化のために日系人が動き始めたきっかけになった。

この他にもリトルトウキョウサービスセンターのビル・ワタナベ、二世ウィークの実行委員長マーク・ナカガワ、ダニエル・イノウエ上院議員と結婚したアイリーン・ヒラノの後任の全米日系人博物館長になったアケミ・キクムラ・ヤノ、カリフォルニア州議会議員だったジョージ・ナカノ、LACMA(Los Angeles County Museum of Art)で衣装関係のキュレーターを努めるシャロン・タケダ、お餅でジェラートを包んだモチラートで有名になったMikawayaのフランシス・ハシモト、我が家と遠い親戚のUCアーバインのマリコ・オダなど多彩なメンバーもわざわざ週末に出てきてくれた。

そして、ロサンゼルスの日系社会を語る上で忘れてはならないポール・テラサキ、ヘンリー・オダそして海部優子。

特にポール・テラサキは、医者として医学の立場からずっと日本は臓器移植法を改正しなければならないと厳しく言い続けてきた人だ。改正前には何度も日本に足を運んで、専門家を集めて、早くやれと叱咤激励し、朝日新聞にもその主張を載せている。法改正後、初めて顔を合わせ、おかげさまで法改正をしましたと報告すると、まだ現場の運用がなっていない、あれもこれも今のままではだめだとさらに叱咤の嵐。

生まれて初めてアメリカに来たときに泊まったセンチュリーシティのセンチュリープラザに三十数年ぶりに泊まって、帰りもサーフライナー。

あのときは、マックシェイクが濃すぎてストローで飲めずに驚いたが、今回はアメリカ人の食事の量の多さとそのジャンクぶりに改めて驚いた。



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