食品表示の新ルール

2011.01.12

一月十三日の朝、自民党の消費者問題調査会を招集した。

初当選したときにさんざんやった遺伝子組み換え食品の表示問題に関して、加工品ではなくそのまま口に入ることになる食品の第一号としてパパイヤの表示問題について行政および消費者団体からヒアリングする。

当面、遺伝子組み換え食品として入ってくるのはパパイヤだけだが、表示ルールとしてはこれが前例になる。

さらに食品の表示の問題では、黒糖の表示問題が提起されている。

黒糖とはサトウキビを絞り固めたものだけであり、それだけを黒糖と表示してよいというルール変更だ。

サトウキビを絞ったものを一度、粗糖と糖みつに分離したものから作った製品は黒糖とは呼べず再製糖と表示しなければならない。

粗糖と糖みつに黒糖を混ぜて作ったものも「黒糖」とは呼べず「加工黒糖」と呼ぶことになる。

製品の原材料に粗糖や糖みつを使用している場合は、原材料表示に粗糖、糖みつを明記しなければならない。

沖縄産の黒糖はキロ約307円。それに対して輸入黒糖はキロ111円。さらにサトウキビから作られた粗糖、糖みつは157円と価格差がある。安い粗糖や糖みつと黒糖を明確に区分して、さらに波照間島原産などと黒糖の原産地表示を明確にすることで、沖縄の各島の黒糖をブランド化できるような表示ルールが確立することになる。

原産地や製法にきちんとルールを設けることで各地の農作物をブランド化していく大きな一歩になるはずだ。



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