暫定50年

2010.12.15

12月の神奈川県議会に上程される補正予算に、国道134号線の平塚区間の拡幅に関する予算の一部が計上される。

23年度からの五カ年で、国道129号線から西湘バイパスまでの四車線化を神奈川県が行う予定で、新年から沿線各自治会への説明が始まる。

もともと新湘南バイパスと西湘バイパスを二階建ての高架のバイパスでつなぐ計画があった。そのために相模川部分の134号線の四車線化は、一階部分の134号線にもう二車線を追加すると同時に二階部分にバイパス用の四車線の橋をかけることになっていた。

ところが、二階建ての橋を建設するためには、橋のたもとのゴルフ場を3ホール分、買収しなければならない。その買収される3ホールを作り直すために、ゴルフ場に挟まれている運動公園をゴルフ場に提供することになっていたのだが、新たな運動公園を作る場所を国から払い下げてもらわねばならず、それがなかなか進まない。

それならば、まず、二階を後回しにして134号線の四車線化を進めるべきだと僕が主張すると、歴代の国道事務所長は平成16年に相模川上の二階建ての橋が完成する予定なのだから、平成16年まではそんなことを言わず待っていてくれ、の一本槍。そんなことを言ったってもう絶対間に合わないじゃないか、いやまだ期限ではないの押し問答の末、平成16年を迎えた。

もちろん、橋は影も形もない。

そのときの国道事務所長がすごい人で、「河野さん、残念ながら橋は期限までにできませんでしたので、お約束通り、二階部分は後回しにして、まず四車線化をやりましょう。ただし、都市計画を変更しようとするとそれだけで何年もかかります。暫定的に平面四車線ということでどうですか。」

「暫定的って、どれぐらいの期間ですか。」

「暫定50年ではどうでしょうか。バイパスの計画は残りますが、それをどうするかは後世の人が決めればいいことです。」

それでまず、129号線までの四車線化を二階部分は全く抜きにしてつくることになった。こういう人が事務次官や道路局長をやれば国土交通省も変わるだろうに。

129号線から西への四車線化は、花水川の橋が四車線対応できないので、これを何とかしなければならないのと保安林の解除をする手続が必要だ。そのための説明会が地域で開かれる。

限られた予算で道路を造らなければならないのだから、最近の新湘南バイパスと西湘バイパスの無料化をやめて、まずその予算で、この四車線化を少しずつでも先にやるべきではないかと思う。保安林の解除ができれば、地域のみんなで道路造りを手伝ったっていいんじゃないかと思う。

少なくともこの地域に関する限り、無料化するところと繋げるところの予算配分がおかしかったのではないか。



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