ペーパームーン

2010.03.17

昔々、たしかテイタム・オニールの映画、ペーパームーンだったと思うが、レジでお札を使っておつりを詐欺するところがある。それ以来、おつりの渡し方になぜかずっと興味を持っていた。

最近、特に気になっていたのが、おつりのレシートの渡し方。
だいたいどこに行っても、まずお札を数えながら渡し、次に小銭とレシートを渡す。コンビニでも、書店でも、マクドナルドでも、パソコン屋さんでも、クレープ屋さんでもどこでもだいたいそうだ。

ところが見ていると、レシートをもらう客は、たいてい札入れにレシートをしまう。小銭と一緒にレシートをもらっても、札入れに入れる。

ずっと気になっていたのだが、本当にみんな札入れにレシートを入れているか確認してみようと、ツィッターでレシートをどこに入れるかと質問してみる。

返ってきた答えは圧倒的に紙幣と一緒に札入れ(287人)、または札入れの別ポケット(34人)。小銭入れに小銭と一緒にレシートを入れる人は少ない(42人)。その他、カバンやポケット、あるいは袋(74人)。

まだ回答はあるのだが、なぜか何回もツィッターが途中で固まってしまい、最初から数え直しになるのでここでギブアップ。
ご協力、ありがとうございました。

コンビニやファストフードなどではレシートを捨ててしまう人が多いが、それ以外のところでは、先に紙幣を返し、レシートを小銭と一緒に渡すことで、客に二度手間をかけさせている。

なぜ、まずおつりの小銭を渡し、レシートと紙幣を次に渡すように各店舗はマニュアルを変更しないのだろうか?

お札とレシートを一緒に渡すと、あるいは小銭を先に渡すと問題が起きる可能性があるのだろうか?

ちょっとした変更で、小さな手間がみんな省ける。

和歌山往復の飛行機に乗るところでも気がついたのが、手荷物検査のX線の機械の稼働率。見ていると機械の稼働率、異常に低い。
その結果、手荷物検査場が飛行場のボトルネックになっている。

手荷物検査場は、検査そのものにはほとんど時間がかかっていないようだ。

列に並んで後ろから見ていると、X線の機械の前で、搭乗券のQコードをかざし、やおらカバンからパソコンを取り出し、携帯電話を取りだしている。これに時間がかかる。一人一人が機械の前でこれをやるものだから、列は遅々として進まない。

解決策は簡単で、機械の後ろにある荷物をごろごろと転がす台を機械の前にもつければ良いだけの話だ。
行列に並んでいるときに、手荷物を台の上に置き、パソコンをカバンから取り出し、携帯電話なども取りだして小さな箱にいれ、それを台の上に置いて押していけばいいだけだ。
機械の前で一人一人がそれをやらないで済むから、手荷物検査場の待ち時間はかなり短縮されるはずだ。

同様に成田空港のJR線や羽田空港の京急線のホームで、エスカレーターが混雑している。みんな律儀に右側をあけて左側に一列に並ぶ。でも、成田や羽田では荷物を持った人が多いから、右側を歩く人は少ない。だからエスカレーターの能力の半分しか人を運んでいないことがしばしばある。

こういうところでは、歩きたい人に我慢してもらって、思い切ってエスカレーターにどんどん乗ってもらうほうが、はやくホームから人がはけるはずだ。
空港駅に着く前に、列車内でエスカレーターは右側を開けずにどんどん乗ってくださいとアナウンスしてもらえばいいだけのこと。

見ていれば必ず気づくことのはずだが、そのままにされている。
少しのことで改善されることがあるのに。

子ども手当も同じだ。今、自治体の多くは子ども手当を支給するためにコンピュータのシステムを修正している。時間がないものだから、児童手当を支給するシステムを一部修正するところが多い。
一自治体あたり1000万円から3000万円ぐらいかかる。全国で数百億円かかるのではないか。

ほんとうならば複数の自治体で、共通のシステム開発をやればよいのだろうが、6月支給という時間に追われ、それはままならない。

そして、来年、子ども手当が、児童手当とのカセット方式から全面見直しになると、またシステムが変更される。また、数百億円のシステム改修が必要になる。

そして再来年、新しい入管システムが導入されると、自治体にも必要な外国人の情報がシステムで流れるようになる。子ども手当のシステムもまた改修される。数百億円。

子ども手当の方法を決めて、各自治体が一緒のシステムを導入できるように時間の余裕を与えれば、かなりのお金が節約できる。

先週の厚生労働委員会で、大臣に質問をしたが、まったく要領を得ない。現場を見ていないからだろう。
長妻大臣も、意味のある現場の視察をしたほうがよい。
現状では事業仕分けする以上に無駄を作り出している。



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