つぶやかない理由

2009.12.11

ツィッターがはやっている。
最初にツィッターを見せてくれたのは民主党の藤末議員だった。その後、浅尾代議士がやり、世耕さんや一太さんがはじめ、自民党はツィッターの勉強会までやるらしい。

無駄遣い撲滅プロジェクトのヒアリングで厚労省の資料が揃わずにスタートが1時間遅れたときも、一太さんがツィッターでそれをつぶやき、それを見た世耕さんがゆっくり来るということもあった。

最近はメールでいつ僕がツィッターを始めるのかというお問い合わせをいただくようになった。

結論から言うと、僕はツィッターをやるつもりはない。
が、もし、それは違うよというご意見があれば是非お聞かせをいただきたいと思う。

なぜツィッターをやらないか。
その一、メルマガやブログと比べてやっている人が少ないから。
どうせ時間を使うなら、たくさんの人に読んでいただきたい。
もっともツィッターをやる人が爆発的に増えるかもしれないから、あまり理由としては強くないかもしれない。

昨晩お目にかかった大阪の企業の社長さんが、僕のブログをずっと読んで下さっていた。ブログやメルマガならそういうこともあるだろうが、ツィッターはやり手の層が限定されるのではないか。もちろん、だからその層につぶやきたいときは有効かもしれないが。

その二、携帯でメールを打つのが苦手だから。
パソコンを一日中持ち歩くわけにはいかないだろうから、携帯電話でつぶやくことになるだろう。
僕はキーボードでひらがな入力で打つ。富士ゼロックスに入社したときに、ひらがな入力をはじめ、それになれている。携帯で親指だけを使って文字入力するのはストレスのもとになる。
昔、携帯につなげて使える折りたたみ式のキーボードがあって、結構便利だった。それも持ち運べばよいのかもしれない。

余談だが、うちの事務所のスタッフはなぜかローマ字入力が多い。文章を考えながら打っているときにwatashihakyoukokkaideiinkainidemashita。
うーん、いったいローマ字入力をする人の頭の中は、どうなっているのだろうかといつも不思議に思う。

わたしはきょうこっかいでいいんかいにでました。
watashihakyoukokkaideiinkainidemashita。
これだけキータッチが違うのだから、スピードもまるで違う。

閑話休題。

その三、ツィッターは双方向性でない。
おまえツィッターというものを知らないのではないかと言われそうだが、藤末さんが『河野さんと会って話をしました』とつぶやいた次の瞬間、またたく間にコメントがついた。一太さんや世耕さんが無駄遣い撲滅プロジェクトの待ち時間につぶやくと、あっというまにコメントがつく。
ツィッターで返ってくるつぶやきを読もうとしたら、しょっちゅうツィッターを読んでなければならなくなる。
僕がメルマガやブログで情報を発信している理由の一つは、いろんな人からメールが返ってくるからだ。
数が多いのでほとんど返信はできないけれど、いただいたメールやmixiのコメントは必ず読む。
でも、ツィッターの場合、それはちょっとできそうにない。一方的につぶやいておしまいになってしまいそうだ。それではぼくにとってあまり双方向性のメディアとはいえない。

その四、時間を取られそうだ。
僕の場合、(睡眠時間+パソコンに向かう時間)=一定という方程式のもとに成り立っている。ここにツィッターを入れると、睡眠時間が削られる、または何か他のことをやっている時間が削られるということになりそうだ。

自分はつぶやかなくても誰か人をフォローすればいいじゃんという人もいるが、他人をフォローするのも時間をとられるのではないかと思う。(違いますか?)
夜、暇になってから見てもおもしろくないだろうし。

ということでつぶやかないことにしていますが、私、どこか間違っていますか?



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