衆議院議員 河野太郎公式サイト

2009.03.19

外務委員長として、本会議で委員長報告。
「在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案」について。
初当選以来、二回目の本会議の登壇。
委員長報告を原稿を読んでやるのは情けないと、原稿無し。いや、原稿はあったが、事前に練習して、登壇の時に持って行かずにノー原稿でやる。
登壇直前に、亀井善チャンが、あれ、委員長、読むものは、なんていうから、余計に緊張する。
ま、無事に終わって、ほっとする。

僕が河村官房長官の後任として会長に就任した自民党の脳死・生命倫理及び臓器移植調査会で生殖補助医療法（仮称）の制定に向けて議論を始める。

1991年日本人夫婦が渡米、米国人女性に子宮を借り、代理出産
1993年日本人夫婦が米国人から卵子の提供を受け、代理出産
2001年国内で妻の妹による代理出産
2005年国内で母親による代理出産
などが行われているが、生殖医療に関しては、学会のルールがあるだけで法的な規制はない。

日本国内で生殖医療を扱う施設は520から590あり、米国の約450をしのぎ、世界最多だ。
今日、日本で生まれる子供の56人に一人は生殖補助技術の助けを受けて生まれてくる。

政調会長、政調会長代理とも相談し、徹底的に議論するが、生命倫理の問題でもあり、最終的に党議拘束をかけない議員立法になる可能性もあるということで調査会の審議を進めていく。

無駄遣い撲滅プロジェクトの河野チーム。
資格ビジネスの例として環境省の浄化槽管理士および設備士の資格が本当に必要なのかどうか、さらに議論を詰めることになった。

財団法人住宅金融普及協会の住宅ローンアドバイザーに対する補助金は不要という判断。

いくつかの財団法人の特定資産と受託事業について、さらに調査する。

海賊対策で派遣される自衛隊が、もし、海賊を捕まえてしまったときにどうするのか。
ＥＵはケニアと協定を結び、ケニアに引き渡し、ケニアの司法制度にのせることになった。
海上で自衛艦が海賊を逮捕した場合、海上保安官に引き渡し、ジブチあたりで下船して、海上保安庁の飛行機を飛ばして日本に護送するか、あるいはその近隣のケニア、タンザニア、南アフリカなどに引き渡すか。
逮捕の可能性は低いとはいえ、詰めておく必要がある。

来日中のイラク共和国国民議会議員一行を招いての夕食会。
ホテルオークラの山里にて。
直前に決定した日程で、ハラルの肉が用意できず、魚と野菜を中心にした日本食。

暫定国民議会議長やクルディスタン地域首相を務めたフアード・マアスーム氏（イラク国会クルド同盟ブロック代表）が団長だが、僕が外務委員長なので、イラクイスラム最高評議会の最高幹部であるフマーム・ハンムーディ外交委員長兼憲法修正委員会委員長が主賓となる。他にイラク国会の有力な議長候補であるイヤード・アル・サーマッラーイー財務委員長（イラク国会のタワーフク戦線代表）とイラク国会でサドル・ブロックの代表を務めるナッサール・アル・ルバーイー氏。

石油が出るせいか、みんな落ち着いて、堂々としている。かなり具体的にいろいろと突っ込んだ話もあり、有意義な時間だった。

Tweet

« 前の記事ブログトップ次の記事 »