ジョージワシントン

2009.02.02

在日米海軍司令官ジェームズ・ケリー海軍少将のお招きで、横須賀で整備中のCVN-73、原子力空母ジョージワシントンを視察する。

他の委員の方もどうぞというお話もいただいたが、理事懇も開けない状況なので、外務省の北米局の皆さんと一緒に、委員長1人で出かける。

当初、日本に配備される原子力空母はハリートルーマンという話もあったそうだが、ケリー司令官がそれはあまりに無神経すぎると訴え、アブラハムリンカーンかジョージワシントンのいずれかということになったそうだ。

アメリカ議会は、米海軍に対し、新設される船はすべて原子力エンジンを標準とし、原子力を使わない場合はなぜそうするのかを報告するように求めている。

化石燃料による排気の問題と燃料のコストの問題がその根底にあるらしい。ただ、海軍としては、原子炉の安全を確保するためにコストがかかるため、船の大きさや配備期間などを換算して、原子力を動力とするとコストがかかりすぎるものについては、通常型とすることにしている。

船内各所を視察し、空母ジョージワシントンを含むCTF-70、タスクフォース70のドネガン司令官主催の昼食会とコーヒーを飲みながらの意見交換会。

NLPを含む飛行機の騒音の問題(硫黄島での訓練が危険なため、新たな場所が必要だし、岩国への航空団の移転も急務だ)や原子力空母の真水を造る能力と災害対応(アチェの津波では空母が造った真水が被災した住民の命を支えた。首都圏の災害時にはこれを利用させてもらわない手はない)や空母が地元にもたらす経済的な波及効果(例えば最新の米空母ジョージブッシュの配備先をめぐって、バージニアとフロリダが綱引きをしている。米海軍の艦船の配備先は、政府が原案をつくるが決めるのは議会だ)、補給の問題などについて意見交換する。

さらに日米同盟を維持していくためには、国民に対するきちんとした説明と両国の努力が必要であることを強調する。

小泉元首相が、全国の米軍基地のある自治体に、英語で教える国立あるいは公立の小中学校をつくり、その自治体の希望する生徒と米軍の家族が一緒に学べるような環境を作りたいということを提案されていた。文科省のサボタージュで実現しなかったが、その提案についても話をする。
全面的にこれを推進するべきだと思う。

僕は、米海軍の空母の母港を日本に置くならば、脆弱な通常型空母ではなく、原子力空母を配備するべきと訴え、小泉首相時代にも、原子力空母の配備に対する地元のご理解をいただくために横須賀市内でも講演をしてきた。

ケリー海軍少将から、僕のホームページにも載せているなぜ原子力空母を配備すべきかというパワーポイントの資料を米海軍が英訳したものを記念にいただく。米軍もそれを説明資料の一環に使用したそうだ。

党本部に戻って無駄遣い撲滅プロジェクトのチームリーダー会議。河野チームの新たなプロジェクトの了解をいただく。
さらに去年やり残した政策棚卸しの継続と担当する省庁の所管する独立行政法人と公益法人の棚卸しについても着手する。その際、中期計画がどうのこうのという逃げはなしよ、ということをしっかり確認する。
まず、非常勤理事の削減から始めようか。天下りは三分の一以下というルール逃れのためだけに非常勤理事が任命されていることが多い。

ODAで完成させたプロジェクトが、すぐに頓挫してしまったケースが散見される。これはもちろん無駄だが、なぜ、このプロジェクトが実施されたのか、それに対する評価がどうなっているのかというのをチェックしなければ、過ちが繰り返される。

UNICゲートはいよいよ不可思議なことになっている。疑惑を晴らすためにはきちんと説明が必要だということで、不正経理の温床になっている銀行口座の情報の開示を国連に求めてきたが、外務省国連企画調整課からの説明は、国連広報局がそれに対する協力を拒否しているとのこと。
なんで?
国連から派遣されてきた調査団なるものが来日したが、外務省に対しても何を調査しているのかも明らかにされず、面会も一切拒否。
事務総長に対する抗議の手紙を書き始める。

首相補佐官が補正予算に言及したからといって予算委員会がもめたり、官房長官が不適切な発言などとコメントするのは全くおかしいのではないか。あきらかに今の経済は、今年度の三次補正か来年度予算成立直後の補正予算を必要としている。

この経済の状況で、予算の審議を一日遅らすことは害あるのみだ。建前の議論や屁理屈ではなく、内容のある予算審議が必要だ。
本予算に平行してでも、三次補正の議論をするか、今から来年度の補正予算の議論も党内できちんと始めるべきだ。

与野党の足の引っ張り合いは、あまりにもくだらない。



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