待機二日目

2009.01.27

今日も一日、院内で待機(キッパリ)。

この待機時間を思いっきり利用して、朝は、まず、トルコの外務委員長、シリアの外務副大臣、バルト三国の訪日団に関するレクを外務省から受ける。

道路保全技術センターに関する内部告発に関して、国土交通省から説明。真実ならかなり深刻かもしれない。

昼に、国対の控え室で、あんパンくわえながら国対のパソコンでゲーム(上海)をやっていると、同期で議運の理事と副幹事長をやっている小野寺五典代議士が入ってくる。僕は昨日の夜、途中で議員宿舎に引き上げて風呂入って待っていたが、彼は今朝1時まで院内で待機していた。
今日も夜中まで引っ張ってから本会議はなしとか言わないでねと、ひやかすと、
誰のせいでこんな苦労していると思ってんの。
誰のせいよ?
衆議院議長でしょ。
なんで。
この議長は丁寧にやらないと本会議のベルを押さないんだから。
だからって、俺にどうしろっていうのさ。

二時半すぎに、UNICに関する国連からの機密書類を外務省が外務委員長限り指定解除して外務委員長室に持ってくる。
外務委員長室で一人(補正予算がもめているからどの委員会も理事懇はだめよ!!)、機密書類を読む。
はっきり言って、国連の調査パネルの報告書って、この程度かとびっくり。(内容はマル秘)
添付資料も肝心な時期のものはないし。

無駄撲滅プロジェクトの次のテーマに関して、国税庁からのレク。

両院議員総会がようやく動き出している。今日の本会議は、報告を聞くだけで、採決はないのだが、依然としてセットされず。
今晩は、訪日中のオーストリア議長のために衆議院議長主催の晩餐会がある。もし本会議が動き出したら、四演説のための本会議を開くか、それとも公式晩餐会に出席するか、衆議院議長はどうするだろうかとマスコミが取材に来る。そりゃ、外国の議長をほったらかしたりしないでしょ。
もっとも与党が押せば、晩餐会後に本会議なんてことも。そのときは夜中だな。

某テレビ局から、今日の本会議はなしとの情報が。って、うちで学生時代インターンしてた記者からの情報だが、全くのデタラメだった。信じて帰っていたらひどい目に遭うところ。

昨日から、一番早く入ってくる情報は、議員会館の秘書仲間を通じて、民主党から入ってくる情報。昨日も、自民党国対の15分前に民主党から今日の本会議はなしとの情報が。
今日も、民主党筋から本会議の情報が先に入る。かといって確認できないし。

ようやく本会議。小沢さんはいないし。小沢さんが本会議を欠席する理由は、昼食後に昼寝をしなければならないので1時からの本会議には出席できないということだったが、夜なら昼寝は終わっているのでは。夕食後の夕寝だったりして。

補正予算は成立したが、財源のために埋蔵金を取り崩す関連法案は参議院でブロックされているために、定額給付金だけでなく、妊婦健診の十四回無料化や高速道路料金の引き下げ、自治体の公共事業支援の交付金、自治体による直接雇用による雇用対策のための基金などが執行できない。

民主党の執行部は、来年度予算の成立を一日でも遅らせるなどと言っているが、予算を遅らせることが、この不況の中、何か国民にメリットがあるのか。
非正規雇用者への雇用保険の適用や出産一時金の増額、住宅ローン減税、中小企業の法人税率の引き下げや地方交付税の増額などが全て遅れる。

この不況は、二次補正だけではどうにもならない、予算審議の最中でも三次補正、あるいは来年度予算の補正が緊急に必要になる。
それなのに、来年度予算が成立するまでに補正の話をするならば、予算を出し直せなどと民主党の国対が言っているのは、党利党略ではないのか。

定額給付金が気にくわないから全部遅らせるのではなく、三次補正や来年度補正をどうするのか、何を盛り込むのかと言う前向きな議論を早く始めるべきだ。
麻生を困らせたいから国会でごねて、国民が困るという今の図式は国会議員の一人として、まことにおかしなことだと思うし、民主党でそう思っている議員も少なくない。



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