日銀総裁に何を望むのか

2008.03.12

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Atypical Odontalgia(非定型歯痛)の治療に対して、カルバマゼピンが有効なのか、三環系抗うつ薬のほうが有効なのかという議論を学会の先生と厚労省と。
これもドラッグラグの一つだが、AOの症例を写真入りでいくつも拝見する。

国籍PTで、フランスから来日中のピレー千代美さんをお招きしてヒアリング。
国籍は法務省の民事局が担当するが、諸外国は二重国籍の時に選挙権はどうしているのかという問いには、それは総務省が担当なのでわかりません、パスポートはどうなのか、それは外務省です、二重国籍の時に公職に就いたらどうなるのか、OECDで国籍選択を迫る国はいくつあるのか等々の二重国籍に関する質問に、日本の役所はほとんど答えられない。まさに縦割りの弊害そのもの。
ピレーさんのほうがよく調べていて、役所に代わって答えるという場面もしばしば。
いずれにしろ、正直者が馬鹿を見るという現在の国籍法の国籍選択のしくみは変えねばならないというコンセンサスにPTも達した。

日銀総裁の同意人事が迷走。
候補者からのヒアリングをやりながら、その議事録が出る前に否決というのは、なんのためのヒアリングなのか。
要するに、はじめに結論ありきだったのではないか。
本当にJAPAiNになりつつある。
もはや衆議院の採決は意味がない。

民主党の反対の説明は納得できるものなのだろうか。
単に政治的な駆け引きではないのか。

そして、政府側も、対応は万全だったのだろうか。
政府は、日銀に何を求めているのか明確にしていただろうか。
福井総裁で、良かったのか、悪かったのか。
良かったのなら、なぜ、続投ではないのか。
悪かったのならば、なぜ、福井日銀を支えた副総裁が後継になるのか。
なぜ、もう一人の副総裁ではないのか。

この時代に、通訳なしにG8で議論できる人でなくても良いのか。
金融の専門家ではなくても良いのか。

役人が望む日銀と財務省のたすき掛け人事ではなかったのか。

もう少し、政府も、日銀総裁に何を望むのかという説明をするべきではなかったか。
誰をという前に、どんな日銀、どんな金融政策をという要求を明確にしておかなくても良いのか。

国会の中での無意味な駆け引きはやめて、国民の方をきちんと向いた、国民のための政治に戻る必要がある。



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