もう一つの橋
2007.12.12
カントー橋の調査をしているときに、カンボジアで同じような橋をかけるODA案件があることがわかった。
その橋の話をすると害務省は、間髪入れず、そちらは無償ですというので、それを鵜呑みにしてきた。
が、ちょっと待った。
もともとはその第二メコン橋は有償のODA案件だ。
90億円程度の借款でという話だったのだが、交通量も少なく、フェリーで充分な場所で、なぜそんな大金を投じて相手国がやらなければならないのかという指摘がだされ、フォローアップが行われていたはずだ。
それがいきなり、無償案件に切り替わっている。
しかも、JICAの環境社会配慮ガイドラインのステップを踏まずに、いきなりGOサインを出そうとしている。
明らかに害務省、なにかおかしい。
ガイドラインにもある予備的調査をしっかりやらず、次のステップにいけば、異議申し立てもできない。
これ政治案件、いや、政治家案件ですかという声も出る。
しかも昨日のJICAの審査会、四時半からということでうちの政策秘書も出かけていくと、なぜか四時半からのはずの会議は一時から開かれていた。
害務省とJICAはこっちでは何を隠しているのだろうか。