製造年月日

2007.11.01

たまには早く帰ってペシ坊をお風呂に入れて、寝しなに本でも読んであげてなどと殊勝なことを考える。
が、どうも世の中騒然としている。
なんと日本シリーズでパーフェクトゲーム、和製ドン・ラーセン誕生間近。こりゃ、その瞬間を見届けるしかない。
と、なんと、ピッチャー交代。なんだそりゃ。中日の優勝なんてどうでもよい。
おーい、ぺちぼーっ、あそぼ。
と、すでにわが愚息はベッドの中。だから中日なんてきらいだよっ。
だいたい、なんでペナントレースに負けたチームが日本シリーズなんだ、優勝なんだ!?
クライマックスシリーズなんかやるんだったら、3リーグ制にでもすればいいのに。

明日、外務委員会で山内代議士がカントー橋の事故について質問に立つ。
害務省は(おっとパソコンの変換の第一順位が害務省になってるぞ)、外務省は、いよいよおかしな動きをはじめる。
経済協力局の有償資金課は、先日外務省が派遣した二人の専門家の報告書を「出さない」ことにした、とのたまう。
完全に、事故隠し、責任隠し、まるで厚生労働省のようだ。
もっとすごいのは、そのことを経済協力局を担当する小野寺副大臣に何も諮らずに決めていること。
小野寺さんが知っていればそんなことになるはずがないので、携帯電話の留守電に吹き込む。
その後、折り返し電話があり、報告書をきちんと出させるようにした、と。さすが。
副大臣職は、その政治家のやる気できまる。小野寺さんは非常に前向きなので、回りできちんとサポートして、情報を入れると、副大臣の権限できちんと役所に命令し、対応が取れる。
どこかの役所の副大臣のように、役人の振り付けで、何も考えずに役人の言い訳をオウム返しにしてくるのとはわけが違う。

外務省の言い訳は、ベトナム側が事故調査をやることになっています、というもの。
しかし、今回の橋とほぼ同じ橋をカンボジアで日本の83億円の無償資金で造る計画がある。今回の事故の原因と再発防止は、日本にとっても必要なのだ。
だからきちんと外務省が動かなければならないのだ。
やることをきちんとやっていれば、大使が現地でゴルフをやろうが別に批判されることではない。ゴルフを自粛し、カラオケ自粛し、麻雀自粛しても、こんな対応では、ほめられない。

赤福事件以来、製品の日付についての問い合わせが殺到する。
法律で定められた食品の表示は、賞味期限と消費期限。
消費期限は、消費する期限で、傷みやすい、あしのはやいもの。
消費期限を過ぎたものは食べない方がいい。

賞味期限は、劣化が比較的遅い食品に表示され、全ての品質が保持されていると認められる期限。
この期限を過ぎてもすぐ食べられないというわけではない。

製造年月日という日付は、法律で定められたものではない。
つけなくてもよいし、つけてもよい。
製造年月日を記載するときには、適切にしなければならない。

食品衛生法は厚労省、JAS法は農水省と管轄が違うし、若干、適切な製造年月日のニュアンスが違うことがある。
例えば、生産した商品を冷凍し、解凍して出荷するときに、製造年月日はどうなるのかという問いに対して、農水省は生産した日と答える傾向があるが、厚生省は解凍した日でもよいと答える可能性がある。おいおい、どっちだよと思うが。

極端なことをいえば、消費期限が3日しかない商品があったとして、一月一日に製造された商品に、消費期限一月三日と正しく記載されていれば、製造日 が一月一日になっていても、一月二日になっていても、あるいは製造日一月三日消費期限一月三日という記載でも、食品衛生法的には罰せられない。(厚生労働 省談)

苺のケーキを「製造する」というときに、せーのでその日に全部作るところもあれば、冷凍したケーキを解凍して生の苺を一つ上に載せて、その日を製造 日とするところもあるし、製造年月日というものがあいまいになっているので、消費期限、賞味期限で管理するというのが現在の食品の日付の管理だ。

昭和三十三年に、醤油の製造年月日は、醤油を作った日か、瓶詰めした日かという問い合わせがあり、製造年月日は瓶詰めの日であるという役所の回答の記録が残っている。

確かに食品の製造工程が複雑になった今日、製造年月日はわかりにくい。消費期限、賞味期限をしっかり見よう。



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