非一元化法案
2007.03.28
厚生年金の一元化法案の党内議論。
すっかりだまされた。
まるで羊頭狗肉の一元化法案。
事務処理を効率的にやるためと称して共済組合も私学事業団も年金事務を引き続きやりますという説明があったのだが、内容を見ると大違い。
確かに料率や給付は同じなのだが、コンピュータシステムまで温存され、さらに私学事業団が集めた保険料はこれまで通りいろいろなことにも使われるらしい!?
どうも私学の経営問題が絡んでいるとの説明だが、年金と私学の経営は明確に分けて議論するべきだ。
どうも年金制度のつぎはぎがひどく、わかりにくくなる。
これも結局は共済組合と私学事業団を傘下におく、財務省、総務省、文科省と厚労省のなわばり争いだ。
役所がやると必ずこうなるので、それをきちっとするのが政治のはずだが、厚さ数センチもある法律の条文が今日党の会議に提出され、一時間で承認せよと迫られる。
おかしなプロセスだ。