パート労働者への厚生年金適用

2007.03.20

湘南国際マラソンの御礼行脚と御礼の電話かけ。

県警本部では、当日、ヘリからの映像を県警本部で見ながら指揮をとっていたそうだ。そう言われるとヘリが飛んでいたような気がする。
当日は、事前の広報が効いたのか、普段の日曜日よりも渋滞がなく、事故もなし。県警本部や機動隊、各所轄の警察署から成功とのお墨付きを頂く。

日本の警察組織のすごいところは、湘南国際マラソンに向けてこの1年半、いろいろと計画を立て、実行委員会と打ち合わせしてきた部門のトップが3月9日づけで総異動。
県警本部の交通部長、規制課長、第二交通機動隊長、折り返し点の大磯署長他、みんな赴任後10日でこのイベントになった。
平然と引き継ぎをして異動してしまうところは組織力の凄さだ。

確かに問題はいろいろとあった。
思ったよりも関門が厳しかったのか、選手を拾うバスが一杯になり、審判をピックアップするバスが選手を集めることになり、審判団はしばらく待ちぼうけになったり、ランナーが救護所で長く
待機することになったり、ボランティアへの応対にいろいろと問
題が発生したり、まだまだいろいろとある。
とりあえず、全部まとめてレビューをする。
事務局長は、全ての条件を最良にしてシミュレーションをやったらこうなりましたということですねと総括。たしかに全てのことが上手くいったから、こんな大会になったわけで、雨でも降っていたらどうなっていたことか。
それを考えると東京マラソンは全ての条件が上手くいかなかったらどうなったかというシミュレーションをするとああなったということ。あの条件であそこまで出来た東京マラソンの実行委員会の実力が我々にはよくわかる。

パート労働者への年金適用の議論が続く。
週20時間以上のパート労働者で、月収98000円以上、既に1年以上勤務、従業員300人以上の事業所という制約だとかなり対象は限られる。意味があるだろうか。
現在、国民年金に加入している(自営業者の妻、母子家庭の母)女性の場合、月額13860円の国民年金の保険料を払っているが、厚生年金になれば月収十万円ならば年金保険料は月額で約7175円程度になる。つまり年金保険料負担は月額6700円程度、年額で約八万円減る。
その反面、サラリーマンの妻(つまり三号被保険者)の場合、今は夫の厚生年金保険料のみで済んでいるところに、毎月7175円の自分の厚生年金保険料がかかってくる。年額にして八万六千円の負担増。
つまり一号か三号かで負担がまるで違う。

では、負担が増える反面、給付はどうかというと、一号のケースも三号のケースも一年間厚生年金の保険料を払うと、六十四歳から年金の支給が始まるとして、毎月500円年金額が増える。九十歳まで生きたとして総額で16万4千円の給付増。(六十四歳から九十歳までの二十六年間の合計)
ただし、サラリーマンの妻の場合は、1年間八万六千円の負担増で、さらに夫が亡くなればほぼ間違いなく遺族年金に移行するだろうから、その時点で自分の厚生年金が五百円増えるかどうかは意味がなくなる。
九十歳の時の500円は割引率をかけて割り引けば、ほとんど意味がなくなるため、保険料を負担して給付増を狙うことには意味がない。
国民年金の上に報酬比例の2階建て年金を創るのが先ではないかと思う。



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