ようするに時代遅れの採決
2006.11.21
日曜日。
フナッピーこと舟橋貴之富山県立山町長の会で講演する。
自民、民主、公明、連合がついた現職を相手に戦い圧勝した若い町長だ。ちなみに僕が応援に入ろうとしたら、官邸(小泉首相時代)からストップがかかったほど。
年金制度と社会保険庁改革について話す。
ようやく教育基本法の採決に関する問い合わせが来なくなる。
よーするに、我が国の国会では、起立採決の記録が残らない。つまり、議長が賛成の方ご起立下さいと言っても、誰が立ったか立たないか記録は残らない。本会議前の議院運営委員会で各党の代表が我が党は賛成とか反対と申告したものが記録に残るだけだ。無所属議員だと一人ずつの投票行動が記録に残る。
こんな非民主的な採決が残っているのだ。
はやく電子投票を議場でできるようにして、議員個人の投票記録を残すようにした方がよい。
我が党の某代議士のホームページに、河野太郎はけしからんということが書かれている。なぜなら、自民党は法案に関しては党内で議論しているので、文句があるなら党内議論で言うべきだそうだ。
統一地方選に関しては政審できちんと反対している。納得いく説明が出てくるということだったので通したが、まったく納得がいくものは出てこなかった。
そんなことよりも、党内議論は密室だ。本来、議員は国民の前できちんと議論し、採決するべきだ。
議院内閣制では、政府の一員になった議員は政府提案に拘束されるが、全ての与党議員が全ての法案で拘束されるなどという馬鹿なことをやっている議会は他にないだろう。
腐った五十五年体制を引きずっている政治家が一掃されなければ替わらないと思っていたが、新しい議員も古いやり方に染まり始めている。
民主国家の議会なんだから、きちんと議論して採決し、与党の中から反対意見があっても、本来それでよいのだ。