LAで国益を考える

2006.07.21

今日からLA。
ダウンタウンのJapanese American Cultural and Community Center(JACCC)を訪れる。
Judge Kathryn Doi Toddにご案内頂く。ちなみに彼女はアジア系の女性で初めて裁判官に任命された女性だ。
JACCCは日本の文化を南カリフォルニアに紹介しようと日系人社会がサポートしている組織であり、八百人を超える観客を収容できるホール(すべての椅子に寄付した人の名前が付いている)まである施設は、アメリカ国内でも有数の民族による施設だ。
しかし、会費等で集めた三億円強の年間予算で、毎年赤字が三千万円を超える。それを毎年この地域の日系人社会がカバーしてきている。財政的には非常に厳しい状況だ。
日本の映画を上映すると、一回の上映で約1000ドルが著作権のために支払いが必要で、フィルムを日本から送る送料などで500ドル、映写機が古いために 技師をハリウッドから借りてこなければならずその人件費負担、さらに広報その他の費用も考えると、8ドルの入場料で800人ではとてもペイできず、日系人 社会で一万ドル近い金額を寄付で集めなければ映画が上映できない。
映画ですら赤字になるのだから、歌舞伎やその他の道具が必要な出し物は巨額の赤字になる。(黒字になるのはホールでの地域のカラオケ大会だけだそうだ)
日米関係が日に日に希薄になっている今日、この組織の活動は日本の国益だ。
例えば、ここのホールで上映される古い日本映画を著作権なしで上映できるようにしてあげれば、日本映画ファンも増え、マーケットができるのではないだろうか。
日本をあげて、日本文化をアメリカに紹介するための知恵を出していく必要があると思う。
全てを日系人社会におんぶに抱っこというのは、かなり恥ずかしいし、国のためにもならない。
なぜ、小泉総理は日系人社会に立ち寄らなかったのだろうか。



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