2005年11月24日号

2005.11.24

視察。
名古屋高等検察庁
名古屋入国管理局
中部国際空港
名古屋刑務所

名古屋入国管理局管内は、ブラジル人(日系ブラジル人)が非常に多いという特色がある。
残念ながら日系ブラジル人コミュニティが日本社会に上手く融合されていない。
日系ブラジル人の多くは定住者という在留資格で日本に滞在しているため、入管での問題は少ないが、日本社会にとけ込めないが故に犯罪に手を染めてしまうというケースがある。
名古屋刑務所(まったく日本語を理解しない外国人受刑者は府中か大阪に入るので片言以上での意思疎通ができる外国人が入る)ではブラジル人、中国人、そして覚醒剤取引に荷担するイラン人が外国人受刑者の大部分を占める。

名古屋刑務所には、26カ国、25言語の受刑者がいて、宗教等の理由で、牛肉などが食べられない仏教徒・シーク教徒用、豚肉などが食べられないイスラム教徒用、肉類がダメなキリスト教の一宗派用、肉魚を食べないベジタリアン用等の宗教食が用意される。
また、たとえば今日の夕食のトンカツは、本来は箸でカツをつまんでかぶりついて食べるのだが、高齢者で歯の弱い受刑者はカツを細かく刻んで食べられるように用意しなければならない。この刻み食とよばれる食事が必要な高齢受刑者が想像を超えて多い。

入浴も、受刑者が、まず大きな長方形の浴槽のまわりをほとんどすきまなく囲んですわり、号令の下、いっせいにまずお湯を掛けてから体を洗い始める。
持ち時間は15分。掛け湯が多いとお湯がなくなり、湧かすための燃料代が予算をオーバーしかねないということもよくわかる。
なによりも、お風呂でゆっくりなどという概念はない。

刑務官は日本中で足りない。年間の有給休暇消化日数は4日程度。
国家公務員の平均消化日数が14日だそうだから、かなり過酷な職場だ。

中部国際空港の入管業務を視察する。
最高レベルの中国の偽造パスポートとそれを見破るところを見る。



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