2005年11月21日号
2005.11.21
サンフランシスコ近郊のハーフムーンベイで開催されたパシフィックカウンシルの十周年記念メンバーズミーティングにパネリストとして招待される。
11月18日
午後成田発。
同日朝サンフランシスコ着。
ハーフムーンベイのリッツカールトンにチェックインし、会議のレジストレーションも済ませる。
12:00 昼食 シアトルのウィリアム・フランクリン氏やアメリカ半導体協会のアン・クライブ、台湾協会のテリ・ジャイルズなど旧友に再会。
13:00 パシフィックカウンシルの会長ジェフリー・ギャレットの挨拶で会が始まる。
13:15 全体会議 リチャード・マイヤーズ元統幕議長が対テロ戦争について。
15:00 ちょっと時差ボケなので夜の出番に備えて部屋で昼寝
16:30 ディスカッションセッション「韓国」
18:00 レセプション
19:00 夕食
19:45 全体会議のパネリストを務める。
「Managing Strategic Rivalries in East Asia:Is conflict Looming?」
初日の夕食の後という最高の時間帯で参加者のほぼ全員が出席。ポール・エバンス アジアパシフィック財団(カナダ)CEOが司会を務め、韓国の元外相、ダグラス・ビライター元米下院東アジア・太平洋小委員長(現在アジアファウンデーション会長)、河野太郎の三人がパネリスト。
日本、中国、韓国とアメリカとの関係がテーマだが、こうした会議で日本がテーマに取り上げられる、しかも全体会議で、のは久しくなかったので、冒頭にそのことについて感謝すると、会場から大きな拍手。
ビライター氏と日米同盟について議論になる。日米同盟の強さには何も問題がない、だから中国は恐れているというビライター氏に対して、政府間の結びつきの強さは疑いないが、国民の支持が同様に強いかという点では改善の余地が大きいと申し上げる。
日米同盟を国民のレベルでも強化していくためには、アメリカも京都議定書に参加し、CTBTや対人地雷条約などにきちん参加するべきだし、小型核兵器の開発などやめるべきだと主張する。会場からは大きな拍手。
エバンス氏の司会が冴え、パネルは大いに盛り上がった。三人のパネリストが発言を短く、要点だけビシッと言ったことも良かった。(自画自賛!)
この会議全体を通してもこのパネルが一番良かったと言ってくれた人が多かった。
21:15までの一時間半のパネルだったが、その後、いろいろな人が寄ってきて、なかなか会場を出られない。
ようやく抜け出してエバンス夫妻とハーフムーンベイの夜景を楽しむ。その後、ホテルのバーでわいわい。
11月19日
08:00からパシフィックカウンシルの今後の運営について会員間のミーティングがあるがこれは欠席。
09:00 International Finance in the Post9/11 Era
10:15 コーヒーブレーク
10:30 ディスカッションセッション
Mexico:The 2006 Presidential Elections and Beyondに参加するがメキシコの与野党議員の宣伝合戦。
途中で抜けてセサミワークショップの会長のセッションに参加する。
12:00 昼食
12:45 Stephen Krasner, Director for Policy Planning, US
Departement of State on US Foreign Policy
切れ者という印象だが...。日本に関しては、「アメリカは日本の常任理事国入りを支持している」。支持するだけなら簡単だ!
14:15 コーヒーブレーク
14:30 ディスカッションセッション
The UN turns 60:Is it ready for the 21st Century?
つまらなかった。国連関係者が事務局の改革についていろいろと御議論なさった。参加者もヒトケタだけで、内輪の話で盛り上がっていた。
事務局の腐敗がいかにすごいか、オイルフォーフードプログラムの参加企業の半分がキックバックに参加している等という話が延々続いた。
事務局改革よりも安保理改革が大事ではないかと強い調子で突っ込んで、セッションをぶちこわしにしてしまった。
アメリカは安保理改革には興味がないことがよくわかったし、G4の改革案をまともに取り上げるつもりも全くない。
なんで日本はあんなことに乗ったのだとこのパネリストはあきれていた。
16:15 コーヒーブレーク
16:30 全体会議 インド−アメリカ関係
司会がまずく、一人が延々と話すよくありがちなシンポジウムスタイルになってしまった。興味深いテーマだったが、ときどき気を失った。
18:30 クロージングレセプション 延々と続いた。初日のパネルのおかげでいろいろな人が日本のことに関して話しかけてくれた。
僕の英語のホームページをかなりの数の人が事前に読んでくれていたことに驚く。英語での情報発信は大事だ。
11月20日
朝サンフランシスコ発。
11月21日
午後成田着。