2005年2月14日号

2005.02.14

この三連休、ハワイのホノルル、ワイキキのビーチのすぐそばの会議室で、日米リーダーシッププログラムのエグゼクティブコミッティミーティングが開かれた。
今年の7月まで僕がコミッティのチェアマンを務めることになっているため、夜行便で生まれて初めてのハワイに飛んだ!
ハワイって雨が降るんだ!

メンバーが集合した夕食会は、近況報告もそこそこにワーキングディナーと化し、翌日は朝八時の朝食から二時間ごとに十分の休憩を入れながらびっちりと会議。
もともとこのプログラムは米日財団が全額負担して2000年から始められたプログラムであるが、五年経ったので、プログラムそのものをプログラムの参加者にまかせる、つまり、運営資金集めからメンバーの選考、プログラム作りまでをプログラムを卒業したフェローが自らやることになっている。
しかし、こういう会議を開いて物事を決めるということにアメリカ人はおどろくほどきちんと訓練されている。何かあるたびに会の規則ではどうなっているかということを規則の文章にあたって確認する。
(僕の後任のコミッティのチェアマンをどう選ぶかということで、僕は選挙で選ぼうと提案したのだが、会の規則では前任者が後任者を指名することになっているのでそれはダメだと却下された)
動議はきちんとセカンドされれば取り上げられ、議長が必ず採決をして記録に残す。
(提案された動議は、一人以上の動議を議題とすることに賛成する者がいなければ議題とされないというのがルールだ。こういうところに出てくるアメリカ人はほとんどがロバート議事法という会議の運営ルールを知っていて、自然とそれに沿って会議が進む。日本側参加者の中にはその参考書を買ってきちんと勉強してきたメンバーもいた。)
昼食後の眠くなりそうな時間には、スリランカで津波の被害者支援から戻ってきたばかりのメンバーの現況説明を聞いて、みんな目を覚ます。

このプログラムにはいろいろなメンバーがいる。
去年まで僕と共同議長を務めていたメイン州の州上院議長だったリック・ベネットは、いよいよ連邦議会の上院を目指して動き出したらしい。そうかと思えばシカゴの要職をやめて、200エーカーの牧場を買って牧場経営を始めた奴もいるし、USTRの中国課長とWTOの台湾担当がいたりする。
ニューヨークでそれぞれ投資会社を経営している日本人が二人会議に参加したが、いきなりワイン会社を買収してしまうようなハイリスクハイリターンの投資をしている社長は焼き肉屋に行っても後先を考えず特上のハラミを人数分などと注文するのに対し、債権などでリスクを抑えて投資している社長は、まず一人前を注文し、おいしければ追加する。そしてピッツバーグで研修した移植医は、我々が網の上で焼いているものを、それは二番目の胃、これは横隔膜、それはなんとかと解剖学的に説明してくれる。

会議そのものが形式的になってきた国会と比べ、会議で物事がどんどん決まるこの週末が新鮮だった。



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