2004年12月12日号
2004.12.12
今回、韓国で感じたことの一つに中国語に対する熱意がある。
韓国の政治家は、よくアメリカに留学する。かつての金大中氏が不遇の時代にワシントンにいたり、落選した議員がアメリカの大学で研究生活をおくったりということがよくある。
わが友人のキム・ミンソクも、ジョージタウンのロースクールを目指している。しかし、その前に半年間上海に留学するそうだ。
ウリ党左派のソン・ヨンギル議員も中国語をやっている。他にも何人か、中国語を学んでいる議員がいるようだ。
どうもアメリカだけでなくアジアでも中国語熱が日本語熱を上回っている。
日本への関心と日本語への関心は裏表だ。ビジネスではなく日本文化で日本語への関心を持ってもらえるような努力が必要だ。来年の日韓友情年は、若者が日本に興味を持ってもらえるような文化交流に力を入れるべきだろう。
わが中国語も入門編の教科書が終わった。
しかし、勝負しているはずのペシ坊の日本語は飛躍的にのび、大事にしていたサラダボウルを割った時など、「あっ、こっぱみじん」と叫んだ。どこでそんな言葉を覚えたのか。
最近は、僕が泊まりで帰ってこないと、おばけに連れて行かれたと思っているらしく、帰ってくると、「オバケコワカッタデシュカ」ときく。「こわかったよー」と返事すると、ぼくの頭をなでていい子いい子してくれるようになった!
そこで、来年は新たに勝負だ。僕の中国語とペシ坊の英語で。
そりゃないだろって? いや、あいつは、この間の満月を見ながら「あっ、ムーン」と叫んでいたし。あなどれない。