2004年12月13日号

2004.12.13

東京駅前の日本工業倶楽部で、松井道夫松井証券取締役社長率いる経済同友会の「次代を造る会」に出席する。
メインテーマは年金だが、このまま年金債務や国の借金をほったらかしにしておいては国が破綻するという認識を出席者みんな共有している。
錚々たる経済人がお集まりなので、ここで年金の過去債務の議論をしても仕方がないのではないか(一、すでに経済同友会としての年金の考え方はまとまって本になって出版されている、二、現在のシステムではこの場でどんなによい議論をしても意思決定のテーブルに載らない)、むしろこのネットワークで政治家に点数をつけて、経済同友会として応援すべき政治家と落選させるべき政治家を明確に線引きしたらどうかと申し上げる。
今のシステムではどうにもならない。
これだけの債務を抱えていながら、新幹線に予算つけてどうするのだ!
今の意思決定システムは、一部の談合で物事が決まる民主集中制そのものだ。

年金の議論は現在のシステムから納税者番号を前提した消費税方式と積立方式の二階建てに移行するという方向に収斂するだろう。
しかし、人口問題を解決するためには移民問題を議論していく必要がある。
日本をどこまで変えるのかという議論が必要だ。
日本を日本たらしめているのは何だろうか。僕は個人的には象徴天皇制と日本語だと思う。象徴天皇制と日本語を維持しながら、二十一世紀に必要な改革を大胆にやっていくことが必要だ。

楽天の三木谷社長も出席していたので、再来年はベルマーレ対ヴィッセルの勝負をしましょうと果たし状をたたきつけた(と、こっちは思っているが、向こうにしてみれば、まず土俵に登ってこいよという感じか)。



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