2004年11月8日号
2004.11.08
三位一体の改革で、与党と政府が調整する云々。
ちょっと与党なるものを甘やかしすぎているのではないか。
与党の誰が国会で答弁に立つのだ?
与党がどんな責任を国会に負っているのか?
政策形成は政府の責任であり、権限だ。
わけのわからない屋根裏の物置の粗大ゴミが、総理の独裁だの何だのというが、議院内閣制で与党の権限は首班指名までだ。
そのあとは総理と内閣に政策の権限と責任は一元化される。
部会だの派閥だの責任のない奴らが政策に口を出すという馬鹿な慣例を延々と続けてきた名残が、議院内閣制とはなんぞやということを理解しないおかしな政治家を自民党の中に量産してきた。
政府の中で責任を負いながら政策決定をできるのは、大臣以下政府の役職を持つ者だけなのだ。
本来、部会は政務官以上への登用を待つ控え組のはずだ。
その控え組が図々しく何をやろうというのか。
この事態を招く原因になったのは、副大臣以下と党人事を派閥に丸投げした総理のミスだ。この際、わけのわからん大臣をさっさとクビにして、改革を支持する内閣と党の人事をやり直すべきだ。
山道の先にある峠の森の中にちかちかと星が瞬いているのだと思っていたが、どうもひょっとすると人家の光のような気がしないでもない。その家の玄関には「神奈川県連分党」と書いてあるような気がしなくもない。
非常事態宣言がサマワを含む地域に出されたということは、自衛隊は撤退しなければならないということ。
通らない理屈を並べ立てるのはやめよう。
きちんと撤退した後に、集団的自衛権の政府解釈を変更し、新たな立法をして、選挙で選ばれたイラク政府の要請と国連決議を経て、自衛隊を派兵するべきだ。