2004年9月3日号

2004.09.03

アルゼンチンが国外から渡航してきて臓器移植を受けることを禁止した。これまでは外国人もアルゼンチンで移植を受けることができたのだが、臓器が足らなくなってきたために、臓器移植を受けることが可能な国からの患者の受け入れを拒否することになった。
実はアメリカのなかでも臓器が足らないのに海外から来た患者にまで移植することの是非を問う声が出始めている。
日本国内で、脳死からの臓器提供に反対する人がいる。国会議員の中にもそういう声を挙げる人がいる。だが、脳死からの移植に反対している国会議員の中に、海外渡航しての移植を禁止しろという人はいない。国内での脳死移植はダメだが、海外での移植には目をつぶっているのだ。
だがそんなダブルスタンダードは通用しなくなる。国内での臓器移植に道を開くか、日本人は移植を受けられなくなるか、選択しなければならなくなる。

韓国でのウラン濃縮が大きな騒ぎになっている。
では、韓国がプルトニウムを抽出したらどうなるだろうか。ミャンマーが、インドネシアが、スリランカがプルトニウムを取り出したらどうなるか。
エネルギー危機に直面しているアジアは、原子力が必要だと主張する政治家がいる。使用済み核燃料の再処理はこれからのエネルギー危機を考えると必要不可欠だという人がいる。
冗談ではない。エネルギー危機に直面するアジアの国々が再処理を始めてプルトニウムを抽出し始めたらどうなるか。核不拡散は吹っ飛ぶ。
日本だけはプルトニウムで発電をしてもよいが、他の国々はだめよというつもりなのだろうか。
日本だけがプルトニウムで発電しても、アジアのエネルギー危機は解決しない。
再処理を主張する政治家は、結局、デタラメではないか。

いよいよ競馬も国際化の議論が盛んになる。
二年間で111レースを開放すれば、日本はパート1とよばれる国になることができる。競馬先進国の仲間入りだ。
開放の対象になるのはレイティングが115以上の馬に限り、一度の来日での滞在は六十日以内などの条件で国際化するのかどうか。
もちろん開放するならば、海外から来日する馬の輸送費の補助などは廃止されなければならない。
野球界とは違った大きな議論だ。

一新塾で、道州制についての講演。昨年に引き続きの講師をやらせて頂く。いつも活発な質疑があっておもしろい。



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