2004年7月13日号

2004.07.13

テレビ朝日が報道ステーションで核燃料サイクルに関して報道をしたとたんにスポンサー筋から強烈なアクションがあったそうだ。
報道ステーションは関連企業からのスポンサーはないそうだが、テレビ朝日全体に対するスポンサーの引き上げという圧力をかけているらしい。
要するに報道されては困るという政策を必死になって遂行しようとしているのだ。まともなわけはない。間違いを金で隠すのか。
やはり経団連の副会長に電力会社の人間が就任するのはおかしいではないか。

将来を嘱望されていた中川経産大臣の未来に真っ黒な暗雲がたれ込めてきた。
7月6日の記者会見で大臣がとんでもない発言をしている。
「核燃料サイクルの使用済み燃料の直接処理コストにつきまして、3月17日に参議院予算委員会で質問がございましたが、経済産業省資源エネルギー庁として、そのようなデータはございませんという答弁をしたわけでございますけれども、その後、内部で調査をしたところ、平成6年に内部で調査をした資料があることが判明をいたしました。
そこで、私どもといたしましては、これに対する処分を検討いたしました。国家公務員法上の処分と内規に基づく処分がございますが、これは答弁者あるいは答弁資料を作成した責任者に、故意な悪質なものではない、しかし、結果的に事実と違うことを答弁し、国会あるいは国民の皆様方に間違った方向にご理解をさせていかざるを得ないような方向になりかねないということでございますので、以下のとおりの処分をするということを先ほど私が決定をいたしました。」
馬鹿言ってるんじゃない!!

大臣の発言にもある「直接の答弁資料作成者の担当課長、当時の資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長安井正也」は、この資料を作った時の総括班長ではないか。資料作成の実働部隊だった人間が今回の虚偽答弁の作成者なのだ。まさに作った人間が隠したのだ。これが「故意な悪質なものではない」はずがない。こいつが自分の机の引き出しにあった資料をロッカーに隠した張本人ではないか。
それが口頭での厳重注意だけとは何事か。
同じように日下長官も虚偽答弁の口裏合わせをしたのにもかかわらず、内規で最も重い「訓告」だと。
中川大臣はどうして国民の方を向くのをやめ、役人のケツを拭くことにしたのだろうか。
第二の社会保険庁ではないか。なんで国民に真実を告げないのか。
こんな大臣だから役人が政治家をなめまくるのだ。
なんで選挙に負けたのか、考えろよ!



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