2004年4月4日号
2004.04.04
湘南ベルマーレ、開幕以来四戦負けなし(なぜか勝ち点は4)!
水曜日。
朝、来日中のハント国連議長と朝食会。
国連改革の進み方に不満であることを明確に伝え、このままでは日本の納税者は国連予算の負担方式に納得しないと訴える。
外務省も国連議長を任期のはじめに日本に招待をするべきで、ハント議長のように任期終了間際で来日させても効果は薄い。しかも初来日の議長の来日日程を見ると京都は入っていても、広島長崎は訪問しない。こんな物見遊山の日程では意味がないではないか。
国連改革や核兵器の問題を本当にやる気が外務省にあるのだろうか。
ドイツ公使公邸で、在日ドイツ企業のトップと日本の若手国会議員の夕食会。通訳なしでやりたいとの大使館の意向で、英語のできる議員に限っての会合だった。
鉄鋼から金融まで幅広い在日ドイツ企業のトップは、小泉内閣の経済政策を結構評価している。
なかには、前期の決算発表で、悪い数字を発表してきたばかりという方もいらっしゃったが、明るく元気だった。何が悪かったのか、どこが間違っていたか、自社の問題を明解に説明してくれた。ちょっとドイツ人のイメージが変わった。
木曜日。
朝、党本部で独占禁止法の改正案に関する議論。
佐田、渡辺喜美、岩井、桜田、中野清など改正案に猛反対する議員と増原、早川、葉梨、大村、河野、中野正志など賛成組の対立。
ほぼ全員が反対していた頃からはだいぶ流れが変わってきた。
改正反対派は、ようするにカルテルや談合をやれということなのか。
コンピュータの一円入札や建設業の地場企業の問題など、解決しなければならないことはあるが、今、改正案に反対するのは、政策論ではないような気がする。会議にマスコミを入れて、そこで議論した方がよいのではないか。
調査会を途中で抜けて、ピカリング元米国国連大使などオルブライト国務長官と一緒に国務省で働いた人間とオルブライト教授に教わった人間が集まった朝食会。
本来は全く別な会議なのだが、気がついたらオルブライト組の会合になっていた。
夜は来日中の米国日系三世のリーダーと国会議員の夕食会。
この時期の恒例行事となった。この夕食会も英語のできる議員に限定し、通訳はなし。一行十四人に対し、国会議員が衆参あわせて八人が参加してくれて、三時間、それぞれいろんな話をして盛り上がる。
二次会はカラオケで朝一時まで。
今年の8月はじめから議員団でカリフォルニアを訪問し、日系人コミュニティとの交流をさらに強めていくことになった。
アメリカ全体がどちらかといえば中国を向いていく中で、日本を大事にしてくれる日系社会は本当にありがたい。このプログラムは、外務省が始めたものだが、本当に成功している。
金曜日。
国会が空転し始めるが、経済産業委員会だけはなぜか動く。ほんの数分間のお経読み(法案の提案趣旨説明)。
民主党の若手からは菅さん批判が聞こえてくる。菅−野田がうまくいっていないみたいだ。
環境省提出の外来種対策に関する法案に関して、ひどい話があった。
参議院先議の法律なのだが、民主党のツルネン議員が自民党の参議院の環境委員会に対して、この法律は自民党の河野太郎と民主党の近藤昭一で修正協議をしているところだから審議は待ってくれと発言。
参議院先議の法律を衆議院議員が修正協議をしている、しかも僕は環境部会長だが、環境委員会のメンバーではない、ということで、みんなびっくり。
政調の事務局がオタオタして電話してくる。こっちもそんな話を聞いてびっくり!!
前線で指揮を執る愛知治郎議員や清水参議院議員に、全くのでっち上げで何の根拠もありませんと。昭ちゃんにも電話して、そっちはどうなっているのと。
火がないところに煙が立つどころか、爆弾が降ってきた!
ルクセンブルグ大使公邸にお招きに預かる。
ルクセンブルグハウス一階が大使館で、十二階が公邸。その間はマンションとして分譲済みだという。
大使以下スタッフのほとんどが女性で、シェフも女性。
河野洋平議長がEU各国の大使を議長公邸に招待した時のスピーチが話題になる。大使の隣に立っていたフランス大使が思わず、今、議長はこう言ったよねと聞き返したそうだ。
僕が各国の友好議員連盟を機能していないからと言って脱退したことが話題になっていたそうで、議員連盟の中には機能していないものが多いけれど、あなたはルクセンブルグの議員連盟には入会もしていなかったと言われてしまった。
議員連盟も機能していないし、国会対策で海外出張も制限され、この国の議員外交はどうなってしまうのか。
長老議員と外務省がつるんでいるとしか思えない。