2004年3月15日号
2004.03.15
対北朝鮮外交カードの会で横浜港を視察する。
横浜税関で財務省横浜税関、法務省東京入国管理局横浜支局、厚生労働省横浜検疫所、国土交通省第三管区海上保安本部、横浜市港湾局からそれぞれ説明を受けた後、本牧埠頭にあるコンテナ検査センターと大黒埠頭にある監視カメラのシステムの説明を受け、巡視艇で港湾施設を見て回る。
コンテナ検査センターは、コンテナそのものをX線で検査をするのだが、そのコンピュータ画像をどう読むかというノウハウが極めて重要だ。コンテナに隠されていた麻薬やボートに隠されていた銃と弾丸をどう解析するかを実際のコンピュータ画像を使いながら解説していただく。
中国は同様のシステムを各地に四十台近く入れたそうだが、中国製のシステムで、日本製よりも安いそうだ。オーストラリアなどはこの中国製のシステムだそうだ。
大黒埠頭では、横浜港を監視するカメラの画像をみながら解説を受ける。チリ産のワイン一本を密輸しようとしてつかまった船員などもいて、結構威力はすごい。
ただ、ここのシステムでもわかったことは、北朝鮮を経由してきた船を実際に割り出すのは現状では難しいということ。仕出し港と直前の港はわかるが、それ以外は代理店の情報に頼る。
SOLAS条約の国内法の省令で、過去に入港した十港を提出させることが極めて重要だ。
横浜港にも北朝鮮からの船はいないが、北朝鮮に寄港してきた船は年間に百隻を超える。入港禁止法の実効性を担保するためには寄港地の把握がいかに重要かよくわかった。
年金法案の国会通過が霧の中になった。
結局、この改正案ではだめなのだ。津島前調査会長をはじめ、これまで年金にかかわってきた厚生族はこれしかないと言うが、世の中には通用しない。執行部もそういう認識のようだ。
一歳三ヶ月になるわが息子は、本棚からよくわかる特殊相対性理論なる本を取り出して読んでいる。ひょっとしてわが子は天才かなと思うのは、親ばか? しかも、上下逆さまでも読めるみたいだし。