2003年4月23日号

2003.04.23

外交部会合同会議。
イラクの情勢というテーマだが、外務省の用意する資料は全く役に立たない。いつもながら、この会議に来るよりはニューヨークタイムズでも読んでいる方がまし。
外務省を変える会の最終回だそうだが、何か本当に変わったのか。変える会もしょせんはアリバイ作りか。

マイアミ大学で移植医療に携わる加藤先生と昼食をとりながら、法案の改正について、脳死の判断に脳血流を加えることについて等の意見交換。

スウェーデン議会のアリーン・ウルバン外務委員長。まだ若い社会民主党のスターだ。
冷戦時代は、中立国としてのスウェーデンの地位は高く、東西の対立の間にたびたび出ていって、存在感があったが、最近は、すっかり存在感が無くなり、今後のスウェーデン外交をどうしていくか、転換点にあるという認識を持っている。
ヨーロッパはアメリカとしっかり組むべきで、ヨーロッパの独自外交にはやや懐疑的だ。日本の社民党の安全保障政策を笑い飛ばして、自国の軍か侵略してくる外国の軍かという選択ならば、自国の軍のほうがよい、と。

TBSラジオのデイキャッチに出演。マクドナルドの新しい高級ハンバーガーがニュースの一つになっていて、スタジオの中で試食。北朝鮮問題と日本の関わりについて話す。あっという間に時間が。

速水前日銀総裁の慰労会。
非常に敬虔なクリスチャンで、日銀時代を振り返った話でも聖書の引用がしばしば出てくる。
おそれるな、私は汝と共にある。
主、我を愛す。
主は全てを知りたもう。等々。
アカウンタビリティというのは、最後の審判の時に神の前で自分のやってきたことを述べることからきた言葉だそうだ。
日曜日に教会で、次の一週間への決意を新たにされたそうだ。
同席されていた北城新同友会代表幹事は、代表幹事を要請され、断り続けている時に、教会で、事を成すのはあなたではない、神であるという説教を聞いて、そうかと思い引き受けたそうだ。
速水さんは、五年間に国会に四百回出席し、官邸にもしばしば足を運んだが、大蔵省にいった回数は少なく、独立した日銀という日銀法新法の目指す姿になった、と。
ゼロ金利をやめた時に、政府を代表して議決延期の請求を出した村田総括政務次官が、宮沢大蔵大臣に、請求しても確実に否決されるがどうするかと電話で尋ねた時に、宮沢大臣が、政府も負けることがあるということを天下に示すことも必要でしょうと指示し、否決されたとその頃を振り返る。
ゼロ金利解除の時期をもっと早くやっておけば、と前総裁はやや無念そうだった。
お疲れ様でした。



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