2002年9月12日号
2002.09.12
夜、イタリア大使館で夕食会。地元から急いで東京へ。
なぜ、村山総理はナポリサミットで倒れたのか。新説は、村山総理は、ロシアも入った会食で出された口当たりの良いベリーニ(シャンペンのピーチジュース割り)を、ピーチジュースと間違えてしこたま飲んでしまった、というもの。
東電の原発トラブルで、プルサーマル白紙へ。
これまでの原発計画に大きな無理があったのが、表面化しただけで、これは氷山の一角だ。役人、政治家、電力会社、組合の鉄の利権構造の弊害だ。
都合の良いように稼働率を上げて原発の発電コストを下げてみせ、その挙句この事故だ。あのときの発電コストは、全ての処理費用を入れてと言っておきながら、使用済み燃料の後処理に三十兆円かかるとか言い出す二枚舌。
日本の再生可能エネルギーが伸びないのも、この利権構造が、原発に不利になるようなことを妨害しているからだ。
ここで日本の長期エネルギー需給見通しを、政治的に見直すべきだ。