2001年11月26日号

2001.11.26

衆議院副議長、衆議院議員および事務総長で、皇孫殿下御誕生の際、両陛下および皇太子同妃両殿下に参賀を希望する方は、以下のようにお受けになる旨、宮内庁より通知。
一、日時
御誕生が午前の場合、当日午後一時から午後四時まで
御誕生が午後の場合、翌日午前九時から正午まで
一、お受けになる場所
両陛下      皇居宮殿
皇太子同妃両殿下 東宮御所
一、服装
平服

尚、参賀にあたっては自動車標識が必要になるため秘書課に連絡のこと。

だそうです。いよいよ皇孫御誕生間近。

ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんとユニセフのアフガニスタン代表のエリック・ラロシュ氏を囲み昼食会。イスラマバードからユニセフの近況を伝える電話も入る。国連の飛行機がイスラマバードからカブールに、あるいは周辺国に飛び始め、カブールでは、爆撃を受けた空港ではなく40キロほど離れた空港を利用しての行き来が始まる。ただ、陸路は安全が確保されていないため、国連のトラックが襲われる事件が頻発し、とうとう、民間のトラックで支援物資を運んでいるありさまになったそうだ。
子供達への教育、とくに女の子への教育の期待が強くなっているようだ。
黒柳さんも、もう一度アフガニスタンを訪問するご予定のようだ。

自民党税調、部会からのヒアリング。
と言ってもほとんど中身は役所がつくる。役所が部会の役職についている議員やこれといった議員のところに発言メモなるものを持って事前に歩いて、この案件を、当日ヒアリングのなかでプッシュして欲しいと頼む。役所に頼まれた議員が、そのとおりに発言することが多い。なかには、自分の思うところを述べる議員もいるが。
厚生労働部会は、副部会長で、狂牛病対策に関する税制措置を発言するように頼まれる。ところが土壇場で時間がかわり出席できない。環境部会は部会長代理で、屋上緑地と低負荷型住宅の減税。役所の振り付けどおりにやるのはあほらしいからいつもは行かないが、部会長代理となると、部会長欠席の際は、かわりに総括説明をやらなければならない。とりあえず、定刻に。部会長の説明が終わり、ちょこっと手を挙げて、それに付け足す。
こんなセレモニー意味があるのですかね、とぶちぶちいうと、部会長いわく、山中最高顧問が時々質問したりして、答えられないと大変らしい。山中最高顧問は、目をつぶり、メモも取らず、寝てんのかな、という感じだが、農水部会長が狂牛病対策で、二分の一の軽減を、といったとたんに目を覚まし、何が二分の一だ、こんなもの国が全部責任をとって当然なものだろう、と天の啓示を告げる。政策がないからそんなことを言い出すのだ、役所にきちんと言っておけ、と神の怒りは静まらない。(しかし、政策がないからだめだと役所に言っておけということは議員は子供の使いみたいなもんですね)
終わって、まだ批判的な僕に、いや、ここで声が出なかった案件については、税調は取り上げないんだという話もあるし、という説明がある。国会議員も仕組みのわからない税調って何なんだ、一体。
党本部七階の廊下には、役所から局長さん、課長さん、ずらずらっと並び、701号室に入っていく議員には、よろしくお願いしまっす、と声をかけながら最敬礼。出てくると、ありがとうございましたと声をかけ、最敬礼。
無駄といえば、壮大な無駄。
何々の減税をよろしく、なんて発言する議員も、それがいくらの減収につながるとか、だから代替案はこうだなんてことは一言も言わない。議論ではない、完全に、振り付けどおりのオウム返し。
延々税調をやっていても、今日のところは、金額は全く関係なく、話だけがさっさか進む。
税調というのは、議員を洗脳し、役所に物を頼まれると偉くなったと勘違いする人間を養成する、オウムの修行みたいなものだ。
なぜこんなことを自由民主党の幹部はやり続けるのだろう?



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