2001年11月22日号
2001.11.22
EUのユールヨーゲンセン大使公邸で夕食会。
与党が法案などの事前審査をするのはおかしいという榊原英資・河野太郎連合軍対そんなことはないという津島代議士で激論になる。
自民党は共産主義政党みたいなものだ、という点で、榊原さんと僕の意見が一致する。
自民党のガンは橋本派だ、という僕に、橋本派の津島さんが反論し、榊原さんが、あたりかまわず議論するという状態で、盛り上がった。
本会議で、文化芸術振興基本法の採決。起立採決なのに全員起立。なんだ、なんだ、と騒いでいたら、一人反対がいたらしい。なんでも、夫婦茶碗の大きさが違うのがおかしい、そんなものを作る焼き物まで芸術というのは許せない、とかいう理由で社民党から一人反対があったらしい。文教委員会の採決で一人反対したため、本会議での異議なし採決ができなかったとか。
僕も昔、委員会の運営がおかしいと委員会で一人反対し、でも、法案には賛成だから本会議では賛成するとやったことがある。委員会が総員賛成でないと本会議で異議なし採決にならないのだが、本会議の起立採決で反対者がいないのもおかしいと、委員長と事務方が大変困っていた。委員長が窮余の策で、河野は賛成だったんだが、委員会では腰が痛くて立てなかったという説明で切り抜けようとしたらしいが、野党側は、あいつは首を横に振って明らかに反対の意思表示をしていた、とそれを認めない。結局、本会議での委員長報告で、総員賛成とか賛成多数(つまり反対があった)とか言わずに、ただ、可とすべきものと決した、とだけ述べて、異議なし採決にしたことがあった。
本会議場の僕の後の席で、野田聖子代議士が、あたしは夫婦茶碗の大きい方を使っているとぶつぶつ言っていた。