2001年11月16日号

2001.11.16

僕は、選択的夫婦別姓に賛成です。(うっ、言ってしまった。高市早苗さんは、これからも友達でいてくれるだろうか。)
選択的、つまり、別姓がいい人は別姓を選択する。夫婦、同じ姓にしたい人は同じ姓にする。ちなみに私の愛妻は、河野を名乗っています。
別姓に賛成している人に中には、他の国の例をあげ、あるいは日本の歴史をさかのぼり、云々という方がいらっしゃいますが、そういう人と一緒にしないでね、という気持ちもあります。よその国はよその国、日本は日本。
平安時代がどうだった、太政官令はこうだった、といわれても、そのころと今は時代が違う。今、この日本で、この制度がよいと思うから、賛成するのです。
野田聖子さんは、別姓派なので、いまだ婚姻届を出さず、事実婚です。彼女いわく、そんな難しい問題じゃないんだから、なんでオオゴトにするの、と。こういう態度はいけないと思います。反対している人は、決意を固めて反対しているのです。難しい問題なんです。

法務省案が採決にかけられたら、賛成します。
しかし、今の自民党の状況をみると、法務省案が党で承認されるかどうかわかりません。
神学論争を続けるよりも、現実的に事実上の別姓を可能にすることを優先する必要があると思います。
そこで、ふたたび、野中?河野案の登場です(野中広務と河野太郎が何か一緒にやったことは他にあまりありません)。
田中純一郎と小泉真紀子が結婚します。田中純一郎が戸籍上は小泉姓を名乗ることになりました。しかし、田中純一郎は、総理大臣という仕事に就いているため、名前を変えたくありません(だって、また日本の総理大臣が替わったと思われるでしょ)。NK法によると、新郎は、戸籍の上で、小泉純一郎となります。しかし、戸籍には、通称欄というものが設けてあり、そこに新郎は田中純一郎と書きます。すると、小泉純一郎という戸籍名は、戸籍の上に書かれているだけで、その他にはいっさい使われなくなります。証明書から、公的保険、年金、裁判、服役中、学会の論文、パスポート、免許証、あらゆるもの全てに通称名田中純一郎が唯一のものとして使われます。
子供は小泉姓になります。
高市早苗さんには、これは、夫婦同姓を守るものですと言い、野田聖子さんには、これで完璧な選択的夫婦別姓が実現しますと言う。
どうです、この案?

現実的には、野田聖子さんには、そんなの姑息よ、と言われ、高市早苗さんには、怖くて言えない!
そりゃ、法務省案が通るならば、それでよいですが、もし通らなかったらどうします。
姑息だろうが何だろうが、実質的に完全な夫婦別姓が早く実現すれば、良いではないですか。それで、やっていって、社会が慣れてきたら、しばらくして、見直せばよい。
八代英太、扇千景、森田健作なんて人も、通称欄に名前を記入しておけば、その名前でパスポートをとれるのです。
同姓派の方からは、そんなのほとんど別姓と同じじゃないか、と言われますが、戸籍に通称名を載せるというのは、高市案です。それを単に通称としないで、通称を使うならば、全部通称にしてね、99%だけ通称で1%は戸籍名ではだめよ、というものです。戸籍名は、あくまで、戸籍をみたら載っている名前、でも、戸籍上は夫婦同姓です。
事実婚で、夫婦異性で子供を育てているカップルは増えています。同姓派の人にとっても、そうした状態が際限なく増え続けるよりもきちんと制度を作った方が良いと思うのですが。

この問題は、議論して、相手の意見を変えさせるのはかなり難しい問題です。
理屈や論理ではないからです。だったら、両方が少しずつ折り合って、お互い我慢できるものを作る必要があります。

あなたは、この問題どう思いますか。



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