2001年10月4日号

2001.10.04

中近東の日本への期待は依然として高いが...。
中近東各国の駐日大使他、なぜ日本はもっとメッセージを明確に出さないのか、と。
あなたは小泉首相の中近東の首脳への親書を見たか?(総理の親書を俺が見るわけないだろう!) 総理の親書の最後の段落は、二行だ。そこに、政府として、総理としてもっと日本が中東の和平に役立つように努力したい、と書いてある。(ふーん、そうなのか) 日本の首相が、こうした文章を出すことは極めて珍しい。本国は、日本が重い腰を上げたと大変喜んでいる。しかし、我々としては、日本が描く中東和平のビジョンはこういうことだというものを本国に打電しなければならない。そして、問題は、外務省の誰と話をしても、そんなものはないということだ。結局、日本語で言う、農家喜ぶ、だ。(何で農家が喜ぶんだ? うーん、そうか、そりゃ日本語で言う、ぬか喜びってやつだ。)

日本の特使が各国をまわるならば、そのビジョンをきちんと示さなくてはならない、と彼らは一致して言う。特使が中近東へ行って、アメリカに協力してくれなどと言おうものなら、物笑いになるぞ、と。アメリカと我々は直接話せるし、日本よりもパイプは太い。日本が何をしたいのかを示さなくてはいけない、と。

日本は、中東をシャトルできる特別大使を設置するべきだ。そして、外務省の年次に関係ない元政治家や国際的なセンスのある実業家を任命するべきだ、と。

大体、イスラエルの外相と田中大臣が三ヶ月に四回も電話会談をしたのに、パレスチナの外相とはやっとここで初めて電話会談ができたというありさまだ。日本はなぜイスラエル寄りのような行動をとるのか、と。

中近東の結びつきは、強くて、あっという間に情報が広がる。

JA神奈川、セーフガードの件で陳情に。ネギ、シイタケは検討対象にすべきだが、イグサは賛成しないと申し上げる。イグサのセーフガードは、単に次の工程の材料価格をあげて、競争力をなくすだけだ。
ネギ、シイタケだけでなくキャベツやトマトも同様な状況に陥る可能性があり、日本の野菜の需給をどう考えるのか。少なくとも生鮮野菜は、朝とれた安全な地元の野菜がその日に地元の家庭で食卓にのるという状況を作り出す知恵と努力がもっともっと必要だ。問題は加工品。
食料、特に穀物、野菜などの輸入はいわば水の輸入と同じことである。二十一世紀の最も重要な戦略物資は、石油ではなく、水かもしれない。中国もアメリカも、インド、中東、すべて地下水の減少、汚染の問題を抱えている。
単純に明日の輸入の問題ではない。



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