2001年10月18日号

2001.10.18

補正予算。
自民党の決定メカニズムが変わりつつある。内閣がリードしながら、与党、そして、自民党がくっついてくる形にまだなってはいないが、そういう方向に川は流れている、ような気がする。
正しい議院内閣制に向かっているが、あとは、しっかりとトップ十数人が内閣にはいる、そして、副大臣、政務官まで総理がきちんと任命できるかどうか。
財務大臣が政調会で、30兆円の枠堅持と発言したというニュースは、瞬く間に広まる。公債枠一兆七千億円、しかし、法人税6500億円、個人所得税4500億円、合わせて概算一兆一千億円の減収がある。しかも、これはテロによる経済への影響は入っていない。結局、公共事業の予備費や繰入金の減額で減収分に対応し、一兆七千億円は雇用対策主体ということになるのか。
早くも通常国会冒頭に、テロの影響を考慮に入れてということで景気対策主体の二次補正という声が。
これまでの積み上げから、トップダウンへ、か?

テロ三法。
十六日の段階で、公明、社民、共産が記名採決を要求。議員の五分の一が記名を要求すると、記名採決になるが、ここでは足りない。起立採決が決まったのに、今度は、公明と新たに保守も記名を要求。自民党内でも野中代議士など記名を主張する声が出てくる。
民主党は党首会談決裂のリカバリーのため、十六日の緊急上程は止めて欲しいと泣きつき、十八日の採決にしてくれれば、以後審議に協力する、と。そこに、記名投票だから、そりゃ、大変だということに。
結局、保守党、公明党の主張を重く認め、不手際をお詫びし、しかし、一度決めた起立採決は、そのまま起立採決で、ということに。
橋本派の総会で、野中代議士は、自分は退場するが、みんなはついてくるな、と発言したと聞いた。
参議院のように投票装置を設置して、全部、記名にして記録を残せばよいのに、これまでそんなことをやらずに、今回、民主党をいじめようというのは、ちょっと無理だ。これまでも大事な法案はいくつもあったし、原発促進のためのいかがわしい法案まで、起立採決でやってきた。特別委員会を作るほどの大切な法案という議論もあるかもしれないが、特別委員会を作って、常任委員会をないがしろにしているということもある。今回、記名投票を主張した人たちが、これから、どういう行動をされるのか。

丸谷外務大臣政務官のアラブ出張報告会。アラブの女性と女性のネットワークを重層的に作っていこうという提案。男には、気づかない、できない動きだ。
現在進行中の日本と中東との知識人ネットワークともからめて、議員、文化人、医師、事業家、研究者など厚みのあるネットワークづくりへ。

今日の本会議、25年の永年勤続表彰がテロ三法の採決の前に行われる。そうそうたるメンバーが表彰を受けたが、本会議場の前の方では、もう、これは止めようという声が出ている。
過去の議員歴などに関わらず、選挙に当選したら、みな同じ立場のはずだ。
そうでなければ、年功序列の人事を批判できなくなる。

昨日撃たれたイスラエルの閣僚が死亡。



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