2001年5月15日号

2001.05.15

外務委員会理事懇。
なんと委員会の理事懇にNHKのカメラが頭撮りにはいる。うぁーお、マッキー効果。
民主党の安住筆頭からの提案で、明日大臣の所信表明、金曜日と水曜日に所信に対する質疑。質疑合計八時間ということであっさり決まる。委員会の定例日にグアテマラとナイジェリアの元首の来日と宮中での午餐があり、外務大臣が宮中に着替えて行ってまにあうように、気を遣って委員会日程を決める。
で、与野党がそれぞれ割り当て時間をどの党にふるかということを、与野党それぞれにやって、理事懇終了。与党の鈴木筆頭、退席。残った我々は昼飯食べて雑談。
と、安住筆頭に電話が...。鈴木筆頭が血相を変えて飛び込んでくる。
なんと、民主党の赤松国対委員長が、外務の理事懇の開催前に、記者会見で、外務委員会がもめている、自民党が所信に対して三日の質疑を要求し、野党が一日を主張してもめている、これはきわめて異例だ、鈴木宗男筆頭理事と田中大臣の確執が原因だなどとしゃべっていた。おいおい、たった今、ここで、我々の目の前で、民主党の安住筆頭の提案どおりに開催が決まったのではないか。
安住筆頭がまずぶち切れ、赤松国対委員長に電話でどなる。鈴木筆頭もぶち切れ、これはだめだ、とにかく白紙撤回だ、とかすれ声で。すでにマスコミは赤松発言を配信始める。全くの嘘。安住、引き続ききれる。鈴木、自民党の大島国対委員長に電話を入れ、記者会見で赤松謝るまで止めると。
結局、テレビまで入った理事懇は白紙撤回になる。あーあ。条約十一本のうち、まだ二本しか審議終わっていないのに。
明日以降理事懇再会ということで流れる。
理事懇が始まる前に、何で赤松さんは、あんな嘘八百、でたらめもいいところを記者会見で言うのだろうか。

と、某氏、でも、いくらなんでも国対委員長ともあろう人が、いきなりこんなでたらめをいうだろうか、と。なんかあるぞ、と。
そういえば、朝、民主党の外交の責任者の伊藤英成代議士が僕を呼んで、なんで条約の審議をさっさとやらんのだ、安住にも言っておいたから、どんどん予定を立ててくれとおっしゃっていた。なんか関係があるのか?

朝、日米欧安全保障議員協議会。NATOの国会議員会議に参加するための枠組みとして設立された会議体だが、国会の会期と重なることが多く、そうした場合は議員のNATO年次総会出席が国対で禁止されてしまう。
この国際化の時代に、国会議員の海外出張を認めない国対は、国益に完全に反していると言わざるを得ない。過半数ぎりぎりというわけではないのだから。

いよいよ食品衛生法の改正に向かって自民党の勉強会スタート。臨時国会までに何とかめどをつけたい。

夜、サウジアラビア大使主催のディナー。新旧の儀典長が主賓。迎賓館の運営課長から、国賓が来日するまでに十回程度先遣隊が下見打ち合わせに来て..、という苦労話を伺う。



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