2001年4月3日号

2001.04.03

先週の金曜日、山本公一環境部会長に呼ばれ、アメリカの京都議定書からの離脱に関して、与党が代表団をワシントンに送ることになったから、そのメンバーとしてアメリカに行ってくれと申し渡される。部会長から、議員外交というのは、通訳を入れずサシでやれなければ意味がない。今回は、英語でけんかできる奴を出す必要があるから、他の日程を全部キャンセルして、おまえ行って喧嘩してこい、と。
金曜日の本会議の採決が終了後、自民党環境役員会が開かれ、京都会議で議長を務めた大木地球特委員長と部会長の代理で河野太郎、それに環境調査会長の自見代議士が秋田知事選挙の応援日程が調整できれば参加ということになる。
日程調整は外務省が担当し、EUの閣僚級の代表団が素早く月曜日にワシントン入りするため、水曜日出発ということになる。
政府だけでなく、議会やNGO、その他の関係者にも会えないかと、土日に電子メールや電話で、ワシントンの知人に声をかけ始める。
と、月曜日に部会長から電話が入り、国対から、国会開会中であり、代表団は自民党から二名のみ許可するということになった、すまん。大木団長で、自見代議士が同行することになり、河野部会長代理は、ボツ。残念!

火曜日。フロンPT。自動車メーカーのヒアリング。自動車メーカーから話を聞きたいと行っているのに、自工会の副会長がひとりでぺらぺら、ぺらぺらしゃべる。座長もむっとして、話を遮る。公明党案はよく見ていないからコメントできないといいながら、回収業者と破壊業者の前に、引取業者または取次業者が必要だなどと細かいことにコメントし始める。
トヨタ、日産、マツダ、三菱、ホンダ、スズキ、いすゞ、富士重工、ダイハツ、日産ディーゼルが出席したが、ほとんど何も話さない。座長に促され、トヨタが、実効性が担保される法案を、などと当たり障りのないことをのべ、日産が、トヨタと同じです、と。それだけ。日本の自動車メーカーは、フロンガスがオゾン層と地球温暖化にどのような役割を果たすのか、認識しているのか。これまでの業界の取り組みでは、フロン回収は一割に満たないことをかみしめているのか。
(カーエアコンからのフロン回収は18%というのは嘘である。数字があがらないのに業を煮やした通産省が、入れたフロンのうち、空中に逃げていく部分を勝手に算出し、残った分を回収可能量と呼んで、それに対してどれだけ回収できたかを算出したのが18%である。どれだけ空中に逃げたかもどんぶりだし、逃げるのはしょうがないとでもいうのか。)
自動車メーカーが環境問題への取り組みをしているのかどうか、まじめに消費者に伝えていく必要があるだろう。
座長が、皮肉混じりに、これから意見を聞かせていただこうとお招きするときは、やっぱりこの全員で来ていただかなければなりませんか?

総務委員会でIT関連二法案の質問。与党代表で二十分しか時間が無く、なかなかてごたえがない。公安調査庁のノートパソコンの入札で、すでに古くて流通していないソフトをハードディスクにインストールすることが仕様書で指定され、こうしたスペックの指定は、一般競争入札として問題があるのではないかと言う指摘をしようと質問を用意した。委員会に出席しようとすると、入口前で公安調査庁が待っていて、具体的なソフト名とバージョンを委員会で述べられるとセキュリティの問題が発生するので困るとの申し入れがある。入札仕様書にも、この情報を開示しないこととあるため、念のためにこれをぼかして質問。入札のスペックが特殊すぎて、随意契約のようなことになる例があれば、ご連絡を。

行革推進本部。特殊法人改革の論点整理。環境事業団の問題点をぶりぶりと述べる。財投24兆円のうち、特殊法人が債券を発行する財投機関債はわずか1兆円。それでも政府側は、財投が、前年の30兆円から総枠が24兆円に減り、機関債が1兆円発行されるので、5兆円の改革で、改革は着々と振興していると強弁。若手、キレかける。

環境委員会。PCB法案。これは問題はない。それとあわせて環境事業団に処理をさせるための改正案。民主党が環境事業団のこれまでやってきた事業を廃止する修正案。民主党も本当にいい加減で、修正案出しても通す気がないものだから、いきなり採決直前に出してくる。理事の近藤昭ちゃんを捕まえて、何考えてんだよ、と怒る。あわてて修正案の要項を読んで、俺、これに賛成すると宣言すると、国対の岩永副委員長がすっ飛んできて、おまえ何考えてんだ、と押し問答。賛成するならば、国対の権限で、委員を差し替えると、すったもんだ。前列に座っている理事五人が後ろを向いて、押し問答。では、この法案だけ、棄権、という妥協案を出したが、賛成者起立という採決なので、座っていれば反対、ということで、棄権ならば委員会室から退場しなければということで、すったもんだ。結局、付帯決議に環境事業団の事業の全てを見直すという項目があり、それで対応するということにした。隣の下村代議士が、そんなのに賛成したら総裁選挙に立候補できなくなるぞ!?
この件で、ばたばたしていたので、委員長がPCB法案の採決を呼びかけるのが聞こえず、賛成者は起立、と声がかかったのに、誰ひとりたたない。委員長がキレて、ちゃんと聞いてろと怒っていた。やり直して一件落着。

夜、カタール大使館でディナー。ウズベキスタン大使、パキスタン大使、シリア代理大使夫人などもご一緒。みんな、次の総理は誰なんだ、いつ決まるんだ。なんで、こんな状況なのに自民党の執行部は、旧態依然としたやり方を変えないんだ。日本の政治家はどうして英語を話さないんだ。



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