2000年10月30日号

2000.10.30

月曜日。
地面にコンクリートを流して温室を建てたり、果物、花卉を水耕栽培するために発砲スチロールを敷くとその土地は農地にならない。農地の生産性を上げるための努力をすると、農地と認定されず、相続税の納税猶予を受けられないのが、今の税制。これでは日本の農業の将来は暗い。
農政連とこの件で意見交換。

関東学院大学にアメリカから留学している学生グループのインタビュー。
ほとんどが女子大生で、男子は一人だけ。その子をからかったら、女子大生の一人が、日本研究を専攻している男子学生は少ないよ、と。うーん。

外務省と運輸省と中近東への直行便がないことに関して。UAEが準備中。
人の交流を進めようにもインフラが...。

総評会館で原水禁主催のドイツの脱原発プログラムについてのセミナー。ヨーロッパは送電網がつながっているから、すぐ日本に当てはめることはできないが、バックエンドの対策をしっかりやっている。日本は原発を増やすだけで、バックエンドはお寒い限り。

火曜日。
地方行政委員会。警察法改正の参考人招致。警察の拘置所内で、警官がレイプ事件を起こしてしまった事件の陳述も。参考人の陳述を聞いてから、商工委員会へ駆けつけると、お経読みだけで数分で終わっていた。(お経読みとは法案の趣旨説明のこと。たぶん原稿を棒読みすることからか。)商工委員会は欠席になってしまった。

フロン法案起草チーム。カーエアコンに関して。ユーザーならびにフロンメーカーに費用負担を求め、フロン回収破壊がビジネスとして成り立つ仕組みを作り上げる。山本小委員長から、事実上、通産省の回収可能量なるアホな数字の是正を認める見解が出され、これで、小委員長案を全面支持。
通産省と自動車リサイクル法案を背負う大村代議士が、板挟みになりながら、がんばってくれている。感謝。

本会議。福田官房長官がひな壇から答弁に立った後、いつもの調子でさっさと階段を降りて、議席に帰ろうとした。職員があわててかけつけ、場内大爆笑。十年もああやってきたから、と笑っていた。次に答弁した大臣が、これで質問を終わりますと言って、これも爆笑。

自然エネルギー議連。橋本会長出席の御前会議(会長はこの会議をつるし上げと呼ぶ)。谷津政調会長代理も出席し、さらに亀井政調会長から、会議中に電話が入る。ランニングコスト補助と買い取り約款の制定の二つがアウト。
目玉なしで、新エネ法とどこが違うのか。隠し球がぽろっとでる。伊藤公介副会長が法制局に、48時間で全面書き直しを指示。

夜、麻布十番で、朝鮮半島問題のスタディグループ。各国の軍人や学者、ジャーナリスト、官僚などなど。日本は日朝を急ぐ必要はないという意見もあり。韓国の出席者から、日本にはいったい北朝鮮をねらったミサイルはいくつあるのか、という質問も。日米韓は、北朝鮮のことをどこまで正確に把握しているのか、と投げかけると情報はあるが見方にバイアスが、という説と、いや実体はわかっていないという説。



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