2005年6月17日号

2005.06.17

大禁足、初日。
朝、両院議員総会だか代議士会だかから議員会館に帰ってくる民主党議員をつかまえては、どうなるのと尋ねる。
なにもわからんという答が多いなか、同期の一人から、今日で終わりみたいだよ、と。
だれかお偉いさんが土曜日は忙しいらしい、と吐き捨てる。
(民主党の結構偉い方に直接伺ったら、現場の偉い人がやっぱり土曜日はお忙しいらしい)。
土曜日に不信任案を一つずつ処理して、夜中近くになったら延会手続きをやって、夜中回った瞬間に会期延長が最優先議題になり、そこでビシッとやっておしまいという話だったのだが...。

と、言うことで四時に川崎議運委員長解任決議案。
不信任はこれで終わりで、八時五十分から第二ラウンドに会期延長。
やっぱりね。
第一ラウンドが五時に終了。ここで必死に東海道線に飛び乗り地元へ。
地元で会社を業界の日本一に育てた名経営者がきっぱりと引退することになり、感謝の集い。さすが、判断が大胆で、素早い!
わずか15分だけ参加し、ご挨拶申し上げて、帰りの電車に飛び乗る。
(これで本会議間に合わなかったら、まずむち打ち百回はまぬがれない)
議員会館の地下の食堂で(国会がやっているから食堂も閉められない)、本会議の予鈴まで数分でカレーをかき込む。
(いつもはカツカレーだが、今日はカツを食べたら間に合わない!)

本会議では民主党が議長と時計相手にチキンレース、いや牛歩レースを始める。
こりゃ勝ち目はないだろう。
幼稚園、小学校時代にしょっちゅう拳骨でぶん殴られ、ときには家の外に放り投げられた経験から、こういうごり押しに議長がどう反応するかよくわかる。
昔、身体を張って七三の構えの河野謙三参議院議長を誕生させた経験もあり、野党が理のある議論をすればそっちの肩を持つだろうが今日のようなやり方には腹を立てているはずだ。
酒気帯びの議員がいると民主党が金切り声を上げてみても、民主党にも酒気帯びはたくさんいたし、一番飲んでいる議員はとうとう記名採決のために壇上に上がらないし。

そりゃ、現場の偉いさんが、自分の日程のために本会議の日程を調整しているようじゃ、怒ってみたって茶番だろう。

と、いうことでお盆まで。
大禁足、初日で終わる。



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