偽造カード

2024.06.08

特殊詐欺に悪用された携帯電話回線を契約したときの本人確認書類のデータがあります。

令和五年中に特殊詐欺に悪用された携帯電話回線のうち、契約時の本人確認書類が把握されているものが619回線、そのうち運転免許証が使用されたものが534回線、さらにそのうち偽造の運転免許証が使用されたものが386回線でした。

本人確認書類としてマイナンバーカードが使われたものが23回線、その内偽造のマイナンバーカードが使われたものが1回線でした。

その他に在留カードが45回線、そのうち偽造在留カードが19回線。

健康保険証がまだ使われていたケースが13回線、そのうち偽造保険証が10回線。

その他の本人確認書類が4回線で、そのうち偽造が3回線でした。

619回線の本人確認書類のうち、偽造されたものは419回線と全体の68%、三分の二のケースで偽造カードが使われています。

種別ごとに見ると、偽造の割合が最も高かったのが保険証で77%、次いで免許証が72%、在留カードが42%、マイナンバーカードが4%でした。

また、特殊詐欺に利用された電話転送サービスの契約のうち、本人確認書類が判明しているのが242件、そのうち一件を除く241件すべてで免許証が使われ、そのうち72件、30%が偽造された免許証でした。

残り1件は、本物のマイナンバーカードで契約されていました。

こうしたことから、本人確認のためには、本人確認書類を目視で確認するのではなく、マイナンバーカードまたは運転免許証のICチップの読み取りが一番確実な方法だと言えるでしょう。

すでにパソコンにカードリーダーを設置し、J-LISが無償配布しているソフトを使ってマイナンバーカードのICチップを読み取ることができるようになっています。

デジタル庁は、強くICチップの読み取りを推奨します。



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