書かない確定申告 記者会見4月21日

2023.04.24

本日は冒頭2件です。

e-Taxを利用したオンラインの確定申告について、「書かない確定申告」を目指した取り組みを進めます。

国税庁には、e-Taxの利便性向上に大変、努力をいただいております。

今年の確定申告をオンラインでやられた方はおわかりになると思いますが、マイナポータルと連携した医療費控除やふるさと納税の寄附金控除などの情報が自動入力されるようになってまいりました。

この利便性をさらに向上させるために「書かない確定申告」を実現していきたいと思っています。

次のステップとして来年2月の確定申告から、給与所得情報についても自動入力の対象とするように、国税庁においてシステムの準備を進めていただくことといたしました。

確定申告をしている方のうち、給与所得のある方は1,000万人以上いらっしゃいますが、給与所得情報の自動入力の対象となりますのは、このうち企業・事業者から国税庁に源泉徴収票がオンライン提出されている場合に限られます。

多くの方々がこの「書かない確定申告」の恩恵を受けるためには、雇用者、各企業事業者が源泉徴収票をオンライン提出していただく必要があります。

2011年時点で、オンライン提出の割合は約5割でしたが、ぜひ事業者・企業には従業員の利便性向上の観点から、ぜひ源泉徴収票をオンライン提出するように切り替えていただきたいと思います。

源泉徴収票の提出義務があるのは年間500万円を超える場合ですが、500万円以下の方でも確定申告をされる方がいらっしゃいますので、500万円以下の方の分もオンラインで提出していただければ対象といたします。

企業にとっても、オンラインで出す、出さないを区別する必要もなくなりますし、従業員の確定申告の手間の軽減につながりますので、500万円を超える場合のみならず、500万円以下も幅広く、給与所得の源泉徴収票の提出はオンラインでということでお願いをしたいと思います。

寄附金控除とか、雑所得の経費とか、そこはやはり個人で入力をしていただく必要が残りますけども、その他の部分は自動入力にどんどんしていきたいと思っております。

デジタル庁として、デジタル化を進めることで、国民の利便性を向上させるために、まずは源泉徴収票のオンライン提出、これについて積極的に働きかけを行い、確定申告は一々提出者が書かなくてもできる、それを目指していきたいというふうに思っております。

2つ目、消費者担当大臣として、エシカルライフスタイルSDGSアンバサダーの冨永愛さんと懇談しました。

冨永さんには今年4月からこのエシカルライフスタイルSDGsアンバサダー、なんかカタカナとローマ字で何言ってるかわからんというご意見もいただいておりますが、ちょっとそこは今後考えないといかんかなと思いますが、アンバサダー3期目にご就任をいただきまして、サステナブルファッションをはじめとしたエシカル消費について、意見交換をいたしました。

冨永愛さんからは、消費者との橋渡し役として頑張ってくださるという大変心強いお話をいただきました。

また、ファッション業界も変化しており、サステナブルファッションの取り組みが大手にとっては当たり前になりつつあるというお話もありました。

今、世界全体で毎秒トラック1台分の衣服が埋め立て、または焼却処分されているそうで、人間の活動で排出される炭素の10%が衣服の生産段階で排出されるとも言われております。

事業者だけでなく、消費者側の意識改革も求められているのかなと思います。

ファッションの分野でも、デザインや価格で選ぶだけでなく、それぞれのブランドが環境負荷やフェアトレードあるいは動物福祉、いろいろな配慮を訴えはじめています。

消費者の皆様には、自分が共感する推しのブランドを見つけて、応援していくことから始めていただければと思います。

また、こうした消費者の行動が事業者の行動の変革につながり、ひいては地球環境や社会のあり方を変えるエネルギーになり得ます。

そういうことから消費者庁としてもエシカル消費の推進に努めてまいりたいと思います。



自由民主党 自民党入党申し込み ごまめの歯ぎしり メールマガジン(応援版) ニコニコ動画ごまめの歯ぎしり メールマガジン(応援版) 河野太郎の著書

アーカイブ

河野太郎facebook 河野太郎インスタグラム
SSL GMOグローバルサインのサイトシール

河野太郎にメールする