記者会見 12月9日
2022.12.13
手続きのデジタル化が進んだ案件をご紹介したいと思います。
株式の配当金の受取には、証券口座に自動的に振り込みが行われる「株式数比例配分方式」と、株主が金融機関の窓口で受け取る「配当金領収証方式」がありますが、この「配当金領収証方式」は、これまで領収証に認印を押してくださいということになっておりました。
本人確認に何ら資するものがないうえ、手間がかかるだけですので、金融庁から関係業界に対して、この見直しを依頼いたしましたところ、サインでも良いということで、11月30日付けで、業界団体内で事務規程の改正をいただきました。
周知期間があるということで、来年5月1日から施行されますが、5月、6月が一番支払としてはピークになるので、それには間に合うだろうと思います。
また、金融庁関係業界では、この配当金受取りの手続きのデジタル化を進めるために、自動的に口座に振り込みができる「株式数比例配分方式」への移行を推奨されております。
株主の皆様におかれては、「配当金領収証方式」から「株式数比例配分方式」に移行していただくと、サインすら必要のないペーパーレス、デジタル完結が可能になりますので、是非移行していただきたいと思います。
業界、金融機関各行、金融庁の対応に感謝を申し上げたいと思います。
今後もデジタル化が進められるような対応をしっかりやってまいりたいと思います。