遺伝子組換え食品の表示

2022.11.10

大豆とトウモロコシの遺伝子組換えに関する表示が、2023年4月から変わります。

これまでは、遺伝子組換えでない大豆とトウモロコシは、意図しない混入を防ぐための分別管理がなされていて、意図しない混入の割合が5%以下であれば、「遺伝子組換えでない」という表示をすることができました。

これは、遺伝子組換えでない大豆やトウモロコシの流通にあたって、はしけやカントリーエレベータなどが遺伝子組換えしたものと共有されるときに、意図せざる混入が起こる可能性があるため、5%までの混入はやむを得ないとして表示制度をスタートしたことによります。

しかし、その後、遺伝子組換えではないといいながらも最大で5%までの混入の可能性があるものを、遺伝子組換えでないといってよいのだろうかという議論がありました。

そこで、検討の結果、遺伝子組換えでない大豆やトウモロコシがしっかりと分別生産流通管理され、混入が全く認められないものに限って「遺伝子組換えでない」という表示をしてもよいということにルール変更されることになりました。

遺伝子組換えでない大豆やトウモロコシがこれまでと同様の混入率5%未満に分別管理されている場合、「分別生産流通管理済み」「遺伝子組換え混入防止管理済み」などの表示をすることになります。

2023年4月1日からはこうした表示の方法に変更しなくてはなりませんが、これ以前に新表示に移行することは可能です。



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