畜産物の輸出

2021.11.26

アベノミクスの成果の一つに農産物の輸出の増加があります。

畜産物に関しては、2012年以降連続して輸出が増加し、2020年に593億円になりました。

2020年の畜産物の輸出額
牛肉 289億円
豚肉  16億円
鶏肉  21億円
鶏卵  46億円
乳製品222億円

牛肉の輸出相手国は
カンボジア 77億円
香港    54億円
米国    42億円
台湾    41億円
シンガポール18億円
EU    14億円
タイ    11億円
マレーシア  4億円
その他   26億円

カンボジアが第一位というのは驚きですが、おそらく中国に流れているのでしょう。

日本の牛肉輸出量は2019年に4339トン、内、カンボジア向けは1000トン余りです。

韓国、中国はまだ日本からの牛肉の輸出が解禁されていません。

2009年の世界の牛肉輸入量は415万トンでした。

アジアの輸入は100万トン、内、日本は43万トン、中国は12万トンを輸入していました。

2019年には世界の牛肉輸入量が669万トンへ61%増加しましたが、中国の牛肉輸入量は177万トンと10年間で輸入量は1347%増と急増しました。

日本の牛肉輸入量は2019年に60万トンと、日中両国の輸入量を合計すると世界の輸入量の35%を占めます。

2029年には世界全体の輸入量が830万トンに増え、中国の輸入量は63%増加して289万トンに達し、アジアの輸入量は459万トンと世界全体の55%を占めると予測されています。

豚肉の輸出相手国は
香港    12億円
シンガポール 4億円
その他   >1億円

2009年の世界全体の豚肉輸入量は362万トン、内、日本が80万トン、中国が44万トン。

2019年には世界全体の輸入量が594万トン、内、日本が105万トン、中国が195万トンと両国で世界全体の輸入量の半分を占めています。

2029年には世界全体の豚肉輸入量は895万トンに達し、日本は110万トン、中国は413万トンと両国で6割弱を占めると予測されています。

鶏肉の輸出相手国は
香港    15億円
カンボジア  4億円
ベトナム   2億円
その他   >1億円

日本の鶏肉の自給率は重量ベースで66%です。

日本に輸入される鶏肉の74%はブラジルから、23%はタイからの輸入です。

鶏卵の輸出相手国は
香港    45億円
シンガポール 1億円
その他   >1億円

ロングライフ牛乳は
香港    13億円
シンガポール 2億円
台湾     2億円
タイ     1億円
その他   >1億円

育児用粉乳は
ベトナム  91億円
台湾    16億円
香港    12億円
その他   17億円

チーズは
台湾     6億円
香港     4億円
ベトナム   2億円
タイ     2億円
その他    2億円

アイスクリーム・氷菓は
香港    10億円
台湾     9億円
中国     7億円
シンガポール 4億円
米国     4億円
カナダ    4億円
豪州     2億円
タイ     2億円
その他    5億円

となっています。

日本の畜産物の輸出相手国としての香港の重要性と日本からの畜産物の輸出は「アイスクリームその他氷菓」しか認めていない中国が目立ちます。

迂回して中国に入っている日本産の畜産物があることからも、中国への輸出解禁にむけた交渉の加速化が望まれます。



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