総選挙と読んだ本

2021.10.31

今回の総選挙は、仲間の応援に全国を飛び歩く選挙でした。

10月14日の解散からの日程は

10/14 東京、神奈川
10/15 東京、神奈川
10/16 大分
10/17 愛知
10/18 福岡、岡山
10/19 神奈川、東京
10/20 茨城、栃木、福島、岩手
10/21 岩手、宮城、山形
10/22 千葉、
10/23 滋賀、京都、大阪
10/24 兵庫、神奈川、東京
10/25 北海道、東京、神奈川
10/26 埼玉、新潟
10/27 長野、東京
10/28 愛知、静岡
10/29 埼玉
10/30 東京、神奈川

遠距離移動の飛行機や新幹線、特急の中で本が読めました。

「オニール回顧録」 ティップ・オニール 彩流社

 

久しぶりに読み返しました。

米国連邦下院議長を長く務めたボストン出身のティップ・オニール下院議員の回顧録です。

私がジョージタウン大学時代にシェルビー下院議員の事務所でインターンをしていた時も議長でした。

アメリカの政治というよりも、自らが関わったさまざまなアメリカの政治家、連邦下院議員や地方議員、という人に関するエピソードがぎっしり詰まっている、というか、それだけが書かれています。

めちゃくちゃ面白いです。

この本を読むとアメリカの政治がどう動いているかがよくわかります。

アメリカ政治を学ぼうとする人、理解しようとする人にとって、必読の書です。

この頃、つまり1980年代までのアメリカ議会は、民主党、共和党に分かれていても、常に両党の議員の間には交流があり、さまざまな妥協や折り合いをつける努力がありました。

現在は、党派的な対立がひどくなり、この本に書かれていることは一時代前のことになってしまいました。

「ブレグジット秘録」 クレイグ・オリヴァー 光文社

キャメロン首相を支えてEU残留のキャンペーンを仕切って、敗れた側近の記録です。

残留と脱退の二派に分かれた保守党の中の様子が赤裸々に描かれていて、後に首相となったメイ、ジョンソン両氏がどう動いたかも、著者の目を通して描かれています。

残留派が負けたのをわかった上で読んでいるわけですが、読んでいると気分が悪くなります。

疲れた時に読むのはおすすめしません。

「ケネディ外交」 ロジャー・ヒルズマン サイマル出版会

原題は”To Move a Nation”。

ケネディ政権で国務省の情報調査局長、極東担当国務次官補を歴任したロジャー・ヒルズマンによるケネディ政権時代にヒルズマン自身が関わった外交政策の分析です。

国務省の組織や人事などについても論じられていて、「ケネディ外交」という邦題よりも、やはり”To Move a Nation”という原題の方がしっくりきます。

外務大臣をやる前に読んでおきたかったと思います。

「カクテル・パーティー」 大城立裕 岩波書店

1967年の第57回芥川賞受賞作品。

沖縄が直面するさまざまな矛盾を指摘しながらも、大城さんは、一方的なものの見方をしていません。

「誰しも加害者であり、被害者である。両方を意識することで、今の加害者に抵抗する資格を持つ。」



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